ジャズドラマーにとってのルーツミュージックの重要性
最近、久しぶりにハマっているミュージシャンがいる。
BOBBY RUSH(1933〜)
ブルースをルーツに、R&B.ファンクの要素が
色濃い音楽性で、90歳にして、
全く'枯れてない'
その洒落たヒップな音楽と、セクシーな歌声!
90歳を越えてこの歌とパフォーマンス!↓
ミックジャガーにも多大な影響を与えたという。
BOBBY RUSHの作品群を聴いていて
一番素晴らしいと思うのはその強力にグルーヴするリズム!!
全曲、完璧ともいえるグルーヴが聴ける。
ミュージシャンのクレジットも、
聞いたことのないような無名に近い奏者達か
バックを固めている。
アメリカは、リズムファースト
が徹底されているということだろう。
おそらく、彼らは当然のようにジャズを理解し、スイングできるだろうな
昔、日本に住んでるNY育ちのピアニスト、
をゲストにワークショップを
開催したことがある。
そのときに彼が言っていたのは
『日本のジャズはアメリカとリズムの面で
全く違う、ジャズは建物に例えると
3階の部分の音楽で、
アメリカのジャズには、建物の1階と2階
つまりブルースや、その発展としての
R&B、ファンク、ロックの部分がある。
日本のジャズからはそれをあまり感じない。
いきなり3階部分の音楽をやっているみたいだと。』
同時期に、複数の先輩から
君のドラミングは上半身だけで、
ベースが感じられないと強く指摘をうけた。
それ以来、約2年半
僕は22インチのベースドラムが
置いてあるスタジオに通って
それまでちゃんと練習してこなかった
ブルースやファンクのリズムを練習に
取り組んでいる。
どんな変化を感じているかと
いうと
リズムを下半身で強く感じて、キープし、
上半身は音楽に
リラックスして対応できるようになった。
最近は'シャッフル'を練習している、
ジャズではシンバルで演奏するが、
ロックやブルースでは
ハイハットを使い、2.4拍にズドンと
深いバックビートを叩き込まないといけない
これが難しい!!
でも、少しづつ身についてきている
体感がある。
散々シャッフルの練習をして
ジャズを演奏すると
体が軽く、上半身が楽に音楽的に
演奏できるようになる気がする。
ジャズドラマーの皆さん、オススメです。
ルーツミュージックのリズムを練習しましょう!!
きっと良い変化が訪れると思いますよ