2年前のクラウドファンディングが、SUNNY PARKの『はじまり』でした＜後編＞
駐在ファミリーのオンラインコミュニティSUNNY PARKのパークリーダー、飯沼ミチエです。
気づけば＜前編＞の記事をアップしてから1か月ほど経ってしまいました💦
前編の記事はこちらからご覧ください。
＜前編目次＞
クラウドファンディング概要と推移
クラウドファンディングをしよう、と決めた理由
一番怖かったこと
すごく嬉しかったこと
それでもチャレンジすることができたのは、「仲間」の存在があったからこそ、でした。
仲間というのは、「一緒に動いていたチームの仲間」はもちろんですが、それに加えてより広く（場合によっては薄く）つながっている、様々な立場の仲間や先輩方、応援者の皆さんです。
前述の、「応援してもらえているか？」「これまで貢献できていたのか？」という点については、幸いなことに及第点をもらえたのかな？という結果となり、ホッとしました。
そして、たくさんの駐在ファミリーの皆さんからも、温かいメッセージをいただきました。
一部をご紹介します。
◆応援しています！私も駐在妻ですが、いつもたくさんの勇気をいただいています。
◆私自身もとてもお世話になりました。皆さんにとって、せっかくの駐在期間が楽しく有意義なものになることを祈って、応援します！ぜひぜひ頑張ってください！
◆ミチエさんと出会っていなければ今の私はいません。
先が見えなかった一時帰国中やコロナ禍での渡航、そして本帰国後。
駐妻として健やかなる時も病める時も「駐妻カフェ」というコミュニティに救われました。そしてそこで出会えた世界中にいるステキなみなさんとの出会いは宝物です。
◆オンラインサロンで世界中にいる日本人の駐在ファミリーがつながり、日本の社会課題解決に対するアクションが生まれることを楽しみにしています。
◆現在、本帰国しましたが、帯同中は、現地に慣れるのも、日本人の狭い世界の人間関係も大変でした。駐在員、帯同する家族が、駐在国やそれ以外の国の方と知り合う事ができ、支え合える、そんなあたたかい所になったら嬉しいですね。
◆本帰国後もお世話になってる駐妻cafe、ミチエさんに少しでも恩返し＆応援したく参加しました。多くのご家族に必要なサポートが届きますように！
◆私は現在アメリカに来て約半年になります。渡米直前に駐妻カフェのとある記事に出会い、その時の私の気持ちを代弁しているかのようで一気に引き込まれました。それから駐妻カフェのファンになり、インスタライブを視聴したりタイムリーな情報を得たいが為に今まで手を出してこなかったインスタグラムにも登録しました。そして孤独な渡米生活で精神的に助けられています。今回オンラインコミュニティが出来るとの事で是非応援します！
◆リターンは、コロナ禍で大変な思いをして本帰国した親友へのプレゼントにしようと思います。素晴らしいプロジェクトとリターンをありがとうございます。応援しています！
。
一番怖かった、「応援してもらえているかどうかが数字で可視化される」ことについては、「実際に、たくさんの方に応援してもらえていることが数字でも、そして言葉でもはっきりとわかった」という、とても嬉しい結果になりました。
「社会問題」だと認めてもらえた！
もうひとつ、とても嬉しかったことがあります。
「駐在家族のコミュニティ作りは、社会課題の解決」
ということを、クラウドファンディングサイトに認めていただきました。
どういうことかと言うと、Good Morningというクラファンのプラットフォームがあります。
https://camp-fire.jp/goodmorning/about
よく目にすることの多いCAMPFIREのサービスの一つで（当時は分社化してましたが）、
「社会問題と向き合い、課題解決に取り組んでいる人に特化したクラウドファンディングプラットフォームです。プロジェクトを立ち上げるひとをサポートし、社会変革の後押しをします。」
ということで、クラファンの手数料が9％なんです。（CAMPFIREだと17％）
当初は、私たちの「海外駐在ファミリーの助け合いとチャレンジの場"オンラインコミュニティ"を作る！」というプロジェクトが、「社会問題解決型」とみなしていただけるか、このニッチな問題について理解していただけるのか、ちょっと心配でした。
ですが、「社会課題への取り組みがきちんと記載されておりますので、GoodMorningでの掲載で問題ありません」というご連絡をいただき、
「やったーーーー！」「よっしゃーーーー！」
という声が出るほどに（笑）、喜びが湧きあがった記憶があります。
というのも、終了してから感じたことですが、このクラファンはそれまで数年間やってきたことの「答え合わせ」みたいな所もあったように思います。
「日本の社会が駐在妻の力を活かすことができていないのは問題だ」ということを謳って、Good morningに掲載していただいたのですが、具体的にはこのように記載しました。
＝＝＝＝長くなりますが、この部分＝＝＝＝
私は、駐在に同行している家族こそがまさに、生活の中で多様な文化、価値観、考えを肌で感じ、ダイバーシティを尊重する視点を持ち、帰国後に日本の社会に貢献できる大きな可能性を秘めていると考えています。
ところが、実際には海外生活での様々な困難に加えて、帰国後の再就職においても大きな苦労があり、残念ながら日本の社会は駐在家族の大きなポテンシャルを活かすことができていないのが現状です。特に、この問題の背後にあるジェンダー不平等も含めて、優秀な女性たちが積み上げてきたキャリア、資質や能力、海外経験から培った力を活用できていないのは、大きな社会問題と言えるのではないでしょうか。
そのような貴重な人材が様々な悩みや葛藤を乗り越え、アイデンティティを取り戻し、将来のキャリアを見据えて駐在生活を満喫できるような場を作りたいと思っています。
これをもって、Good Morningに掲載してもらえた（＝社会問題として、少なくともこのサイトには認めてもらえた）ということも、一つの成果だと思います。そしてもちろん、152人もの方から、131万円のご支援をいただけたということも、私がやってきたことは間違っていなかった、という自信になりました。
チャレンジすることの意味
私たちのコミュニティSUNNY PARKのコンセプトのひとつに「チャレンジするワクワク感」というものがあります。
海外で生活をしている駐在ファミリーの皆さんは、日々、たとえ望んでいなくてもチャレンジする機会がやってきます。
言葉の違う新しい環境で一歩を踏み出すのは、とても勇気がいることです。
そんなチャレンジを後押ししてくれるものは、やっぱり「仲間」や「応援の力」だということを、このクラファンを通じて実感できたことは、SUNNY PARKを運営していく上でとても良かったと思っています。
「応援の力」は本当に本当に大きなものでした。152人もの方に支援していただけたこと。目標を大きく上回る金額に達したこと。そして何より、ひとつひとつのメッセージに込められた「思い」に心を動かされ、力をいただきました。
私たちがこのチャレンジを成功させたように、コミュニティの中でも、ひとりでは難しいことも、応援の力でどんどん実現させていく、そんな場にしていきたいと改めて思います。
いろんなことを考えて考えて考えて、「難しい！！」って思ったクラウドファンディングでしたが、人生の中で、貴重な体験をさせていただいたことも、私にとってのチャレンジの意味だったかなと思います。
ちょっとウラ話
今振り返ると、クラファン前、クラファン中、クラファン後まで、そりゃあもう毎日バッタバタな日々でした。いろいろ失敗もありました。
というのも、本当は私の誕生日の7月4日にスタートしたかったんですよね。少しでも、「じゃあお祝いに💛」という支援を頂けることも願いつつ。。。
でも、ちょっとしたミスや不注意でサイトに掲載する文章に許可が下りず、結局12日スタートになってしまいました💦
文章や画像、動画でどう伝えるのか、リターンを何にするのか、いくらにするのか、などなど本当に考えなければいけないことが山ほどあり、絶対にひとりでは実現できなかっただろうなあ、、、と思います。
クラファン中は、週に何度もインスタライブ、Facebookライブをしたり、個別にメッセージを送ったり、支援してくださった方に連絡をしたり、報告記事をサイトに上げたり、そのために画像を作成したり・・・
終了後はリターンの発送やご連絡、オンライン会の開催などなど。
前後を含めてほぼ2か月間、まるでお祭りのような騒ぎだったかもしれません。
それを全部オンラインだけで打ち合わせしながら、誰ひとりともリアルで会うこともなく、世界各地に住むメンバーとともに成し遂げたのは、一生の思い出となりました😊
改めて、チームのメンバーの皆さん、そしてクラファンにご支援くださった皆さま、本当にありがとうございました！
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