スタンディングオベーションしてきた
スタンディングオベーションってあるじゃん。
舞台とかで終わった後に立ち上がって拍手を送るアレ。
これって18世紀イギリスで、当時の国王ジョージ二世がとある演奏を聴いてその素晴らしさに圧倒し、立ち上がって拍手を送ったことが起源らしいんだけど。
その「ジョージ二世」の舞台を人気アイドルの鳴島誠也(25)くんが初主演でやるんですね。
で、この舞台が始まる5分前、突然2人の刑事が舞台裏にやってきて
「逃亡中の殺人犯が劇場に紛れ込んでいる」とか言い出すんです。
でもさ、急に公演中止になったら「あれ?なんで?ばれた?!」って犯人を刺激しちゃうかもしれないじゃん?そしたら近くの観客を刺したりとか暴れまわるかもじゃん?(ナイフ所持)
だから中止はしないで上演中に犯人を探し出そう!
っていう舞台「スタンディングオベーション」を見てきましたのでその備忘録を書きます。
※ネタバレを激しく含みます。
登場人物
ジョージ二世役(鳴島誠也)・・・ ジェシー
人気アイドル。グループを組んでいるらしくメンバーの1人がエリザベートに出てるらしい(京本やん)
誠也くんのお父さんは俳優さんだったらしく(京本やん)
すでに亡くなっている(いや京本じゃない)
ちなみにジョージ二世って75歳なんだけど、誠也くんの事務所が大手事務所なんで主演しかやらないって言ったから忖度したらしい。
息子フレデリック・ルイス役(大場源一)・・・木場勝己
演劇界の重鎮、台本通りじゃないと嫌な人
誠也くんのお父さんと舞台で共演したことがあるらしいんだけど、アドリブ言われて激おこからの絶交。
そのまま誠也パパ亡くなったから仲直り出来てないんだって。
娘アメリア王女役(如月麗華)・・・水夏希
某歌劇団出身の女優さんで舞台プロデューサーは元旦那。(ご本人も元宝塚)
自分に子供がいたら、誠也くらいの年齢だったわね…。って言ってたから誠也くんのママでもおかしくない年齢らしい。
と、いうように舞台「ジョージ二世」の配役は年齢設定が合ってなくて色々カオスです。
陣内刑事・・・寺脇康文
麻布署警部。
客席に殺人犯が紛れ込んでいる!といきなりきた人。
客席にいる殺人犯を探すために変装して受付嬢になったりするふざけた人。
他にも、「ジョージ二世」には死神役とか色々いるし、「舞台裏」には演出家、演出助手、プロデューサー、とかたくさんいて、細かく説明したいんだけど多分文字数のえまるになるからやめておくね。
(のえまるになる=10000字オーバー)
「ジョージ二世」のストーリー
ジョージ二世って国王なのに、酒飲んだくれて愛人たくさんいてみたいな感じ。だから嫌われ者で奥さんのキャロラインが上手いことやってたんだとか。
息子フレデリックとも不仲で縁を切ります。
その結果、フレデリックは反対勢力についてしまい、冒頭に書いたスタンディングオベーションをするシーンでジョージ二世を刺します。死なないけど。
そしてキャロラインは中盤で亡くなり、反発する人が増え、味方だった人が敵になり…。
ってかなりクズな人なんですけど、その役をジェシーがやってまぁ~す!
セットと演出
簡単に舞台のイラスト描いてみました。
上左右にモニターが複数付いていて中央に稼働する。
これが劇場内の監視カメラになったりテレビ画面になったりオープニング映像が流れたりする。
舞台中、会場内にいると外の様子って演者も客もわからないじゃないですか?
でも、このモニターがテレビ画面になると
「殺人犯が赤坂周辺を逃走してる」とか
「殺人犯がACTシアター内にいることがニュースになり騒ぎになっている」ことがわかる。
で、監視カメラになると
「劇場の通路を刑事達が走っている」とか
「ACTシアター入口に報道陣が殺到してる」とかがわかるんですね。
より一層「今この場所で起きてる出来事」感が増します。
主演 ジェシー
まずシンプルにデカい。
というのも、前回見た時はSixTONESだったので周りもデカかったんですよ。
でも今回は女性の役者さんもいたり小柄な方が多かったので、ジェシーのデカさが際立ってました。
あとお顔がマジで綺麗。
金髪ロングでヨーロッパ貴族の衣装を着ている姿は完全に外国の方。横から見ると眉骨?が出てて堀が深かった。
あと色白。ブルベって感じ。
そしてお芝居も驚くほど上手。
そもそも今回ジョージ二世と鳴島誠也を演じ分ける必要があって。
ジョージ二世は75歳の国王。
貫禄のある野太いがなるような声、そしてかなりの大声。
ANNジェシー回で「声枯れてる」ってツイートがかなりあったけど、あの声出してたら枯れるよねって。声帯すげえなって思った。
その反面、鳴島誠也くんはほぼジェシー。
狙撃部隊であるSATに無線で「SATの皆さん!サッとやっちゃってください!」とか言っちゃう。
配分的にはジョージ二世7:誠也くん3くらい。だからたまに誠也くんになるとすごく嬉しくなる。ほぼジェシーなんで。
そしてジェシーの声って凄く色っぽいセクシーな声だなって思いました。
普段「AHAHAHA〜」って笑うから笑い声にフォーカス当たりがちなんだけど、よくよく聴いたら凄く色っぽいの。
エロいじゃなくて色っぽい。上品な感じ。
殺人犯は??
私たちと同じ客席に紛れ込んで舞台を観劇している殺人犯なんだけど、そもそも誰をやっちゃったん?ってお話じゃないですか。
これはシラカワ幹事長っていう政治家で、殺人犯はシラカワ幹事長の息子なんですよ。
シラカワ息子は売れない(駆け出し)役者。
でもシラカワパパは息子が役者なのをを認めてなくてバチバチ
そんな息子は、この舞台「スタンディングオベーション」を親子で観劇し、自分が役者として生きていくことを許してもらおうとするんだけど、断られた衝動で持ってたナイフでパパを刺しちゃうの。
なんか、「ジョージ二世」の設定に似てません?
「ジョージ二世」のラストシーン
息子フレデリックがジョージ二世に謝罪し「この剣で私の心臓を刺し貫いてください」って言うんだけど、ジョージ二世はやらないの。自分の息子だからって。
だから、フレデリックは自分で心臓を刺し自害するの。
台本なら。
けど誠也くんがおもいっきりアドリブをブッかますの。
生きることは難しい。
生きて償え。
そして子を持ち、父になったら愛情を注げ。
その時まで幕はおろしてはならぬ。
結果、フレデリックは死なずに終わるんだけど、このセリフがシラカワ息子に響いて自首をします。
で、よかった〜!みたいなエンディング
いや、よかったね…(号泣)
この誠也くんのアドリブですが、ジョージ二世中なのにここだけ誠也ボイス(ジェシー)の声で「アドリブ」感を際立たせてました。
そして最後
舞台「ジョージ二世」のカーテンコール
からの舞台「スタンディングオベーション」のカーテンコール
どっからスタンディングオベーションすればいいの?
って思っていたら皆さん同じだったようで「ジョージ二世」からスタンディングオベーション。結果、我々最速スタンディングオベーションだったらしいです。(8/23昼)
AHAHA〜
おわりに
なんかさ、改めて思ったんだけど
現時点できょもじゅりは舞台が決まってて、慎太郎はドラマ出てるし、北斗は朝ドラ出るでしょ?こーちはスクール革命出続けてるし。
SixTONESって個々のスキルが本当に高いグループだなって改めて実感しました。
そりゃ6人になったら最強だよね。
とにかくジェシーは東京公演あと数日頑張ってほしいし、京都公演も頑張ってきてほしい。
無事に千秋楽を迎えられますようにと願ってます。
最後にACTシアターの外で。可愛いオタクの皆様に恐れおののきながらコソコソ撮った写真を貼ります。