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18-19 PL 第6節 Arsenal×Everton
プレミアリーグで3連勝、ELでも勝利を挙げ、4連勝と波に乗ってきたアーセナル。だが、今シーズンは未だクリーンシートなしと守備には不安が残る状況。プレミアリーグ第6節は同じく今シーズンここまでクリーンシートのないエヴァートンをホームに迎え、ウォルコットの凱旋2試合目となる。
そして、この試合でようやくグーナー待望のトレイラがプレミア初先発。更にジャカはこの試合でアーセナル公式戦100戦目となるらしい。メモリアルな試合をクリーンシートの勝利で飾れるか。
試合結果:Arsenal 2 × 0 Everton
得点
56分:ラカゼット(アシスト:ラムジー)
59分:オーバメヤン(アシスト:ラムジー)
交代
38分:ソクラティス → ホールディング(負傷交代)
68分:オーバメヤン → イウォビ
72分:キャルバート=ルーイン → トスン
72分:ウォルコット → ベルナルジ
80分:ラムジー → ウェルベック
■チーム概要
・アーセナル(監督:ウナイ・エメリ)
フォーメーション
基本:4-2-3-1
保持:3-1-4-2
非保持:4-4-2
・エヴァートン(監督:マルコ・シウバ)
フォーメーション
基本:4-2-3-1
保持:4-3-3
非保持:4-4-2
■アーセナルのゲームプラン
【オフェンス】
前半途中までは、ビルドアップ時にトレイラをCB右に落として3CB化。前センターにジャカが入ってひし形を形成してのビルドアップすることが多かった。途中からトレイラとジャカの役割を入れ替え、ジャカが左CBに。左利きのジャカが前向きでプレーできるようになり、左サイドからの攻撃が活性化していた。
ミドルサードでは、エヴァートンが4-4-2のブロックで守備を行っていているため、相手のFW-SH間をトレイラ&ジャカが使い、大外レーンとハーフスペースを活用しながらライン間の侵入を試みる。
ファイナルサードでは、ここ数試合と同様。CH2人を軸にして両SBで幅を取りながら、サイドチェンジを繰り返しポケット侵入を狙う。
【ディフェンス】
前線ではラカゼット、ラムジーが前プレを行いサイドへ誘導、もしくはロングボールを蹴らせて回収を狙う。
ミドルサードから手前では中央を圧縮しつつ、ラカゼット、ラムジーがプレスバック。また、トレイラが入ったことでトランジションでの強度も増していたように感じた。
■エヴァートンのゲームプラン
【オフェンス】
ミドルサードでのトランジションからシグルドソンとウォルコットを中心とした縦に早いショートカウンター。さらに左サイドではリシャルリソンの個人技を活かした攻撃を軸としていた。
【ディフェンス】
前半早い時間帯では、ジャカやトレイラにに前を向かせないよう前線からプレッシングを行いつつ、ビルドアップの出口を塞ぐ。
プレッシングがうまくはまらなくなってきてからは撤退守備に切り替え。アーセナルが行うGK、DFのビルドアップに対しては、積極的に前プレを行わず。4-4-2でブロックを作りつつミドルサードからプレスを開始するようになる。
■ゴールシーンと気になった点
■チェフの活躍で勝ち取ったクリーンシート
試合開始早々にDFラインのミスから迎えた1対1のピンチをビッグセーブで乗り切り、そこから完全に波に乗ったチェフ。この試合ミスらしいミスは無く、セービングはもちろんクロス対応も冴えており、終始安定したプレーでシーズン初のクリーンシートに貢献。
また、エヴァートンがあまり積極的にプレッシングしてこなかった事も関係しているが、ビルドアップの面でもミスが無かった。つなげる時はつなぎ、難しい時はロングボールを選択。その判断が良かった。あとは積極的なプレッシングをしかけてくる相手にも同様のプレーが出来るかどうかが今後の注目ポイント。
とにかくこの試合、チェフはマン・オブ・ザ・マッチにふさわしい活躍だった。
■功を奏したビルドアップの変更
前半始めのビルドアップ時、トレイラをCBの右に落としてベジェリンを押し上げ、ジャカが真ん中に入るひし形を形成し、いつもどおりSH、SBをビルドアップの出口に。
それに対してエヴァートンは、ビルドアップの起点であるジャカには前を向かせないようにプレッシング。アーセナルは、なかなかビルドアップがうまくいかない形に。
ビルドアップで前進できないアーセナルは、ビルドアップの配置を変更。今度はジャカがCBの左に落ち、真ん中にトレイラが入る形をベースにする。左利きのジャカが前向きでボールを保持できるようになり、うまくパスが循環するようになる。
プレスがはまらなくなってきたエヴァートンは、前線からのプレッジングをやめて撤退守備に切り替え。4-4-2の守備ブロックを形成してミドルサードからのプレッシングに。
エヴァートンが下がったことで、4-4-2ブロックの泣き所であるFW-SH間をジャカが使えるようになる。ここを起点に徐々に相手を押し込み、ポケットへ侵入出来る形が増えていった。
■まとめ
前半は何度か大きなピンチを迎えたものの、チェフの活躍で無失点に抑え、後半2点を奪ってからは、ゲームを完全にコントロール。
全試合のELでは、更に追加点が欲しい選手と時間を使いたい選手で意識の差が生じてしまい、終了間際にもったいない失点をしてしまったが、そこから学べたのか、この試合ではチームとして大人なプレーが出来ていた。
これから過密日程になっていくことで疲れが出てくるため、こうしたゲームをコントロールして体力を温存して戦える勝ち方が出来るようになるのは非常に大きい。
公式戦7試合目にしてようやく掴んだクリーンシート。何よりGKであるチェフの活躍でクリーンシートを勝ち取れたのは良かった。
次戦はカラバオカップでチャンピオンシップ所属のブレントフォードと対戦。2部相当なので全く油断は出来ないものの、若手を起用しつつ勝利につなげたいところ。