インドネシア発のメタバースプラットフォーム、Assemblrで遊んでみて気づいた大事なこと
1. インドネシア発のメタバースプラットフォーム、Assemblrとは?
昨年からインドネシア発のメタバースプラットフォーム、Assemblrに注目しています。
Assemblrは、インドネシアに本社を置く、ARとVRを活用したメタバースプラットフォームです。ワンストップのメタバースプラットフォームを目指しているところが特徴です。Assemblrでは、ユーザーが簡単に3DアバターやARコンテンツを作成することができます。また、教育やビジネスなど、様々な分野で活用され始めています。
Assemblr Studio 3DオブジェクトやARコンテンツを手軽に作成
Assemblr Metaverse メタバースプラットフォーム
Assemblr EDU クラスルームでARコンテンツを活用可能
教育分野では、生徒がよりインタラクティブな学習体験をすることができるように、3DモデルやARコンテンツを提供しています。例えば、生物学の授業では、生徒が3Dモデルを使用して、身近な生物の構造や特徴を理解することができるでしょう。
ビジネス分野では、商品やブランドのプロモーションに使用されています。例えば、アパレルブランドは、Assemblrを使用して、バーチャルフィッティングを提供し、ユーザーが服を購入する前に、実際に着用しているような体験をすることができるでしょう。
Assemblrは、エデュテインメント(Education + Entertainment)をコンセプトにしており、より楽しく、効果的に学ぶことができるように設計されています。
2. Assemblr Metaverseに行ってみた!
Assemblr Metaverseが本格リリースされたので遊んできました。
Assemblr Metaverseではこんなことが可能なようです。
①アバターカスタマイズ
既存パーツでアバターを作成。オリジナルアバターを持ち込めるかは不明。
②バーチャルスペース
ClusterやVRChatのワールドのようなもの。
③ソーシャル、コミュニケーション機能
動画、イメージ、3Dオブジェクトの共有、画面共有、ビデオコール、チャット、テキストメッセージが可能。
アプリをインストールせずにブラウザから容易にアクセスできるところが、子供達の利用にあたってとても大きな魅力と感じました。PC、スマホ、VRゴーグルで利用可能です。
アバターのパーツで、イスラム教のヒジャブを選択できます。イスラム教ならではと思い、迷わずにヒジャブを着用したアバターを制作しました。
ということを改めて気付くことができました。リアルな世界で当たり前のことだから、バーチャルな世界でも多様性が大切なのは言うまでもないのに、画一化されたアバターや、かわいいキャラのアバター、ゲームのキャラクターばかり見なれてしまうと、バーチャルな世界のイメージが非認知的にできてしまっているなと思いました。
最近のニュースで、インドネシアの人気アニメキャラ(Velnalta、Tekotok)とコラボしたとのことで、今後はアニメのオリジナルアバター販売、作者とのメタバースでのイベント等も企画されるかもしれません。
バーチャルスペース自体はまだどれもシンプルな作りで、ClusterやVR Chatのすごいワールドを体験されていると、少々物足りなく感じてしまうかもしれません。
私が東南アジアのインドネシア発ベンチャー、Assemblrに可能性を感じているのは、
子供達をはじめとしてICT機器要件のハードルが低くブラウザから容易にアクセスできること、
バーチャルな空間を使って人々が何をするか?
どのような学びやコミュニケーションができるか?
という、人々のインタラクティブなコミュニケーションやソーシャル機能に特化しているように見えるところです。
中国、インド、アメリカに次ぐ人口を抱えるインドネシアで、東南アジア圏、イスラム圏を幅広くターゲットにできるワンストップのメタバースプラットフォーム、かなりわくわくします。ちなみに各種サービスは、インドネシア語だけではなく英語でも提供されています。
アバターでバーチャルスペースを歩いていると、すぐに画面共有やカメラ機能をオンにしてコミュニケーションすることができます。自分のアバターのすぐ上に画面が出てきて面白かったです。
アバターの上にYoutubeを表示させて、先ほどのアニメキャラを見て見ました。
3. そして、Assemblrに問い合わせてみた!
筆者は、多言語xテクノロジーの楽しい学びに親子で挑戦中のるるばーすです。日々発見する新しい事や出逢いを、どうやって学びに取り入れるか考えるのか楽しくて仕方ありません。
Facebookのメッセンジャー経由でAssemblrにこんなことを聞いてみました。
聞いたこと
Assemblrで作成した3DオブジェクトやARを、子供が参加する外部のコンテストのコンテンツに使用してよいか。
回答
良いとのこと。
多言語xテクノロジーの子育てに感心のあるみなさん、いかがですか?
面白そうと思ったら、Assemblr Metaverseにぜひ行ってみてくださいね。
最後まで読んでくださり有難うございます。
少しでも新たな発見や気づきがありましたら、ぜひいいねを押していただけたら、とても嬉しいです。
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