マレーシア母子教育移住中!Clusterのワールドで家族集合、お誕生日会を開いてみた
1. 母子教育移住のチャレンジ
海外教育移住の形は、子供が単身留学したり、母子で移住したり、家族全員で渡航したり、様々な形や事情が家族の数だけ存在します。
「家族離れ離れでよくできるね」、「家族一緒が一番だよ」、とたまに言われることもありますが、家族の形はそれぞれで、生き方もそれぞれ。子供たちの教育環境としてベストと思う選択肢を取れる限りは取り続けたいと思います。
我が家が2018年~2020年にフィリピン・セブ島に留学していた時は、6歳・3歳を連れて母子移住の形でした。私は自営だったのでリモートで働いておりました。コロナ禍前の当時にしては珍しく、会社員の主人も上司に交渉してリモートワークを認めていただき1-2か月ごとにセブを訪れる生活をしていました。
今回2023年4月からのマレーシア教育移住も現時点では母子移住となっています。娘が小学校卒業するまで日本で待とうか一瞬悩みましたが、来てみて子供たちの様子を観察し、やはり待たなくて良かったと心から思います。
さて、日本のGW期間は我が家のパパCometのお誕生日でもあります。日本にいるとGWはお休みなのでこれまでは家族一緒にお祝いしたり、お出かけしたりと比較的お祝いされやすい日付でした。
今年はどうしようかな、Amazonでケーキか肉でも買って送りつけようか、放置して帰国したときにお祝いしようか考えました。
そして、思いつきました。
そうだ、メタバースでお祝いしよう!
2. Clusterのワールドにケーキを置く挑戦
昨年の12月から受講の機会を頂いた3DCG講師のうめちゃん先生と"メタバースクリエイター トレーニングプログラム"の卒業課題で、素人の私がClusterに作成したるるばーすのワールド。
ここにお誕生日ケーキを置いて、家族みんなでお祝いしようと決めました。
そこから2か月ぶりのBlenderとの格闘の始まりです。マレーシアに来て初めてBlenderを立ち上げました。
今回はあきらめませんでした。自分にはアンラーニングがとにかく必要としみじみ思います。誰かから言われた通りに、講座やマニュアル通りに、指示通りにすることに慣れきっている。それでうまくいかないと学びが停滞してしまう。
でもやりぬきたいことがあったら、違う方法をいろいろ試してできる方法を考えてやってみる。このマインドは自分で必要性を感じて手を動かさないと出てこない。子育てでも大事にしたいとつくづく思いました。
そして、Blenderでホールケーキを作り上げることができました!
今回は、私の大好きなクリエイターMaMinさんのケーキ作成の動画を参考にさせていただきました。Blender初心者の私でもできました。ホールケーキにするために円柱を使いました。
【MaMinちびハピラボ】おもちゃみたいなお菓子作っちゃう?!ケーキ編
Blenderで作成したケーキをfbxファイルで保存し、Unityで開いてClusterのワールドにアップするプロセスを経て、無事自分のワールドにケーキを置くことができました。簡単に書いてますが、初心者にはこのプロセスも調べることや設定が多く慣れるまでは大変です。
3. ケーキアバターを作ってみる挑戦
次に、コミュニティで3D動物系クリエイターのshishipapaさんが雑談中に教えてくださったことにチャレンジしたくなりました。
VRChatやClusterなどのワールドでお誕生日お祝いをしているときに、
"サプライズで自分のアバターを突然ケーキに変える"、
ということです。
それはやってみたい!ということで作ったホールケーキをアバター化する挑戦です。
必要な作業としては、多分このような感じでしょうか。素人なのでざっくりです。
①Blenderでケーキにボーンを入れてリギングして動けるような構造にする
②fbxファイルをUnityにインポートしてアバターのマテリアルやリグの設定確認
③vrmファイルをClusterにアップロードする
結論としては、挑戦しましたが今の私にはできませんでした笑。
リグのエラーが出るのと、ケーキ自体のテクスチャーのベイクがまだまだ学習、修練が必須です。学び続けます。
アバターは作れなかったけれど、コピペならできる。
骨でだめなら数で勝負しよう、とホールケーキをたくさんワールドに置きました。圧巻の眺めになりました。
4. Scratchでお誕生日祝いのアニメーションを作る
子供たちもパパCometのお誕生日祝いに向けて、デジタルクリエイションを頑張りました。
今年小6のJupiterは、マレーシアで開催のオンラインScratchイベントに参加(別途記事にします)。イベントの課題のアニメーション制作でサプライズ誕生日会をテーマにしてくれました。
あまり日数がない、時間がとれない中、自作の絵を夜遅くまで描いてがんばってアニメを作っていました。とても素敵なアニメーションに仕上がりました。
小3のNeptuneは、Scratchで大好きな花火を打ち上げお誕生日メッセージが見れる作品を作りました。他にmicrobitの加速度センサーを使い、ミニトマトのプラごみで工作して、ギフトボックスを一緒に創りました。
まずはベートーベンで練習。
上手にできました。
5. Clusterのワールドに集合!当日のお誕生日会
実際のお誕生日会。ケーキの上で家族写真撮影し、子供たちのアニメーションで無事お祝いすることができました!
リアルな現場写真撮るの忘れてしまったのですが、マレーシア側はPC3台起動、モニター1台をダイニングテーブルに並べてワールドに入っていたのでだいぶ異色な光景だったかと思います笑。
家族離れ離れでお誕生日会をする新しい形の1つとして実験できて楽しかったです。
目下、それぞれのマイクをアンミュートにするとハウリングしてしまうのが解決したい課題です。
最後までお読み頂き有難うございました。