モンテッソーリでは目的に集中させる
(こちらは以前のブログで公開していた記事に加筆修正したものです。初出2020年9月)
モンテッソーリの計算のおしごと
オルタナティブ教育についてよくまとまっているので、こちらの本をよく読んでいます。
オルタナティブ教育の辞典として使っています。
数字は書かせず、スタンプを使う
モンテッソーリの章に、計算の「おしごと」をする様子が描かれていました。
モンテッソーリでは、数字を空欄にした式に、スタンプで数字を押して問題を作り自ら答えるようです。
(数字はサイコロでランダムに選ぶようです。)
スタンプを使うのは、計算の概念を理解することに集中するため。
数字を書くこと、決められた欄に収めることを同時に求めるのは幼児にとっては難しいことのため、理解に集中し、作業は簡略化させるのです。
例え数字が書けたとしても、この方が目的に沿っているように思います。
数字を綺麗に書くことは目的ではない
娘も、数字は書くことはできますが、大きさを揃えることは難しいです。
ピグマリオンの先生からは、書かなくても口で答えられれば良いですよと言われていますが、宿題となると書いた方が、やったことがわかりやすいかなと思います。
そこで、答えを書かせてはいますが、綺麗に書くことが目的になってしまい、本来の計算に集中することができていませんでした。
数字スタンプとスタンプ台の用意
スタンプ
そこで、モンテッソーリのおしごとの話を思い出し、数字スタンプを用意しました。
スタンプはダイソーのもの。
調べたところ、店舗によりセリアにもあるようですが、近所のセリアでは見つけられず、大きめのダイソーで見つけました。
スタンプ台
スタンプ台は、フリクションのインクが欲しかったのですが、市販のものがないようです。
そこで、こちらの記事を参考にフリクションインクのスタンプ台を自作しました。
これで間違えても消せます。
計算問題に使用
ピグマリオンの計算問題に使ってみました。
計算式もいずれ理解できるようになったら、スタンプを用意したいところです。
年少の今はまだ、計算式は必要ないと考えています。
ピグマリオンの先生も、まずは答えられることが大切とのことで、計算式をかかなくても良いと言ってくれています。
いずれは計算式も書くにしても、モンテッソーリを基本に発達を見ながら進めていきたいと思います。