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雑談:香取慎吾の個展に行った話
先週、香取慎吾の個展「BOUM!BOUM!BOUM!」に行ってきました。
久しぶりにアート系の展示会を見に行ったので感想でもまとめようと思います。
作品数が多い
とにもかくにも作品数が多いです。
システム上、2時間で展示会を回るというシステムなのですが、正直、2時間で足りるかといわれると足りないくらい、圧倒的な量があります。
タッチや画風の幅が広い
一般的な油絵やアクリルや水彩などの画材の違いもたくさんありますし、キャンバスもちゃんとしたやつから段ボールやらと幅広くて
技法的にも、一般的な塗り方や、点描画や引っかきや吹き付け、吹き流しなど、様々なに使われています。
ひとえに作品数とそのジャンルの多さにびっくりします。
演出がテレビ的
やっぱり香取慎吾ってアイドルですし、テレビや舞台で活躍してきた人ですから、個展ではありますがパフォーマンス性が高いです。非常に。
普通のアーティストの個展ではしないような演出が多いです。
言い方を変えると、すごいお金かかってます。(そういう意味でもテレビ的)
ただ、絵を飾っているだけじゃない。しっかり見せようとするための演出がある。
アイドルにはアイドルでの魅せ方ってあるのでしょうね。
見やすくする工夫なのだと思いました。この点は、非常に見習うべき姿勢なんだろうなと。
ある種の啓蒙
で、これが一番面白いなって思ったのは、この個展の隠れた価値としてある種の啓蒙があるのではないかって思いました。
一般的な美術館とか、アーティストの個展に比べて、香取慎吾の個展となると、美術畑じゃない人も来るような気がするんですよね。
そういう人たちに対して、「美術的感覚を養ったり」「感覚を増やしたり」みたいな、もっといくと家族連れできた子供が、これも美術だと認識することで、学校の美術で開花するかもしれない。みたいな可能性があるなって思って。
それってとても素敵なことなのだろうとおもいました。
感想
で、僕はというと、真ん中くらいから、飽きてしまいました。
「唐揚げ」「カレー」「ハンバーガー」「ピザ」みたいにカロリーの多い食べ物をひたすら出されてしまったみたいな感じで、あーもういいわーーーって気分になってしまいました。
そう思った理由なんですけど、作品を作るモチベーションとアプローチが一辺倒だなぁって思ったからなんですよね。
全部、心象風景みたいな。全部その時自分が思ったことを吐き出してる。
その動機とアプローチが毎回同じで、発見を感じることができなくなってしまった。
で、これはもう僕の美術リテラシーの無さなんだろうなって思ってるんですけど、発見することができなくなる状態が続いて、もういいかなって気分になってしまった。
と、まぁ、いいところとちょっと僕がダメだったところと、いろいろあるんですけど、行く価値はあると思います。笑
いい経験でした。
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