見出し画像

別に音楽なんて、あってもなくてもいい存在だった。

なんでポッケのないワンピースなんて着てるんだろう。薬用リップが手元になくて唇が乾燥する。

("薬用"。色付きリップなんて好きな人と可愛い女友達に会う時しか塗らないし、もっと言ったらここ最近まで色付きリップを持ってなかった。)

腕に2個ある傷が消えない。どちらも店でついた跡。ひとつは唐揚げを揚げているとき、もうひとつはラップの刃で。左手の人差し指の付け根にあったマメの皮が剥けた。 汚らしい。

暑いのか寒いのかよくわからないじめっとした空気、かさかさに乾燥した自分の唇、たまたま視界に入ってしまった生きることに全力で目を輝かしている友達ではなく知り合い程度の人間、信じたいものだけに縋ろうとする自分、あまり好きでない。苦手だ。 

特別なにかがあったわけではないが、たぶん、晴れた朝がきても生きることに絶望感を抱く気がしている(大袈裟)。 

好きな音たちを流してくれているイヤホンがアパートに帰る気力を与えてくれて、どうにかなっている次第。また6連勤が始まる。とりあえず睡眠時間はしっかりとったほうが良さそうだ。


音まみれの9月を急に振り返り始めた。

別に音楽なんてあってもなくてもいい存在だった

いつからか、なくてはならない存在になっていた。


ときたま、生活をしているときの音たちが騒音にしか聴こえないときがある。(特に疲弊しているときの駅や電車内はけっこう無理だ)

そんなとき、イヤホンは一瞬で違う世界に連れてってくれるんだ。「あなたはスーパーマンですか?」と思う。

ワイヤレスイヤホンとあまり仲良くなれなくて、高確率で片耳だけ音が鳴っているイヤホンをつけていた。夏前くらいから、コードのあるイヤホンをつけるようになった。両耳から音がよく聴こえる上に、右と左で聴こえてくる音が違った。少し大袈裟かもしれないが、感動した。

歌詞というよりかは、音やリズムが好きかどうかで判断していて。自分の耳が「好き」と思う音楽を聴く。


そんなこともあり、音楽やアーティストについての知識はずっと浅い。

けれど、
ダウンロードしてきた曲を振り返るとその時何があったかとかその頃の自分の感情を思い出す。
写真のような存在に近しいかもしれない。

悲しいとき、嬉しかったとき、
誰といたか、どんな人たちと時間を共にしていたか
誰のことを好きだったか、
そんな記憶がうっすらと蘇る。


音楽というものは、自分と他人を繋いでくれる存在でもあったりしているなと思う。


9月第二週、Rock in japan@ひたちなか

寒い寒い大洗鹿島線に乗って三時間ほどかけて向かう。
もう2度とやらないと決めている大型フェスのバイトなのに、
どうもボス(と呼んでいる店主)からLINEが来ると1日だけでもお手伝いしに行ってしまう。

(いまだに、大量生産大量消費型のイベントはどうもあまり好きになれない。というよりも、回を重ねるごとに似たような格好の女の子たちを目にして、、、量産化?、、自分はお客さんとしては参加しなくていいなぁという意思が強くなる。)


いまだに名前もおぼていない、
名前を聞く時間も再確認する時間もないほどに忙しいロッキンのバイト。
ゾーンに入るというよりもゾーンを超えるわけなのだが、

このお店の人たちはみんな私の名前を覚えててくれて、
レジを任せてくれて、
かつ見た目はちょいこわだけどシゴデキで優しいから
毎度無事にバイトを終えることができる。絶対的安心感のある人たちばかりだ。

この過酷バイトの始まりは2023⇨2024のCDJ。
年越しの際、目の前で演奏していたELLEGARDEN。
このとき初めて知って、好きになった。

また聞くことができた。
今回は少しだけ想いが違う。
春に好きになった人が好きなバンドのひとつ。
1人で聴いていようと浮かぶ顔があるわけだ。

いつもは疲れ切って音を楽しむことができなかったが、
ひたちなかのロッキンは若干緩やかな営業だったこともあり、
ロスの大盛りチリビーンズのせポテトフライを食べながらエルレの演奏に浸った。(ここのチリビーンズやタコライスが好きでシフト入っているところも一理。あと、アボカドコロッケ◎)

沁みる、、、
感動した。
花火も最高だった。

私もこんな風に音楽フェスのバイトをするのは今年が最初で最後って思ってるから、エルレがひたちなかのロッキンは最後だと思うの言葉に自分が重なり、胸が熱くなった。



ボスは目がほぼ開いてないような大柄のおじさまで、
そんな仲良ししているわけでもなく、フェスだけでの関係性なものでよく知らないが、夏のロッキン@蘇我であいみょんについて急に短時間で熱弁してて…

あ、あいみょん好きになって、
フェスの…夕方の…あいみょん見たさに三日間お手伝いしにいくことにしてよかったなぁって思ったんだ。

泣いたし、
あいみょんのこともボスのことももっと好きになった。



9月第三週、
会いたい人に会える場所に行ったらまた会いたい人が増えた、伊丹グリーンジャム。

一旦、割愛、後で書きます

9月第四週、
今は今しかないから、その今の感情で動いてよかったんだと思いたい、りんご音楽祭。


一旦、割愛、後で書きます





え、なんか10月終わっちゃうらしいよ?

SNS上の女の子趣味はコロコロ変わるのに、
好きな異性はずっと変わらないの、

あれやこれやと言われるけれど
好きなの、変わらないんだから仕方ないじゃん…


「楽しいこと全部やっとかないと、何だっていつかは終わるよ」

明け方の若者たち

なんか降ってきたセリフ、
こう書きかえたい。 
 

「周りにどう言われようとその人がどうであろうと、好きって気持ち伝えられる時に伝えとかないと、その好き終わんないよ」


そもそもさ、
別に好きな異性関係なく、
会いたい人には会っておかないと今年終われないよね。



最後に添える。

本当に映画も見なければ小説も読まないんだけど
TikTokだけは見てて、「ぁぁ、たしかに。へぇ。あ~…」ってなったセリフ

「あのカップル。きっと音楽好きじゃないよ。左右のイヤホンで違う音が出ることを知らないんだよ。」

花束みたいな恋をした


「恋愛とは、2人で1つではなく、2人で2つである」ということらしいんだけど、やっぱり音楽の趣味似てたり、好きなアーティスト同じだったり、そういうのは嬉しいし、そんな人とイヤホン半分こするのに憧れてはしまうよね。


お〜わり。
はよ寝よ、

9月のおさらいデシタ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?