厚物用ミシンの違いとは？

家庭用ミシンの無力さを感じた時に思い浮かぶ職業用ミシンの購入。
私も帆布を家庭用ミシンで縫ってみようとして力尽きたうちの1人です。
針がポキポキ折れるし、ミシンは唸るし、こりゃ縫えないなと思いました。

コロナが始まった直後、政府から10万円の給付金の交付がありました。
どう使うか、貯金するかは個人の自由なのですが、私は自分の先に繋げられるような使い道をしたいなと感じました。

職業用のミシンもお値段はピンキリですが、
私の中で欲しかったのは帆布もバリバリ縫える厚物用ミシン。

JUKI SL700ex
Janome HD9
Babylock 極
この3つが候補として浮かびます。
そして調べてみても皆さん、この3つのミシンで悩まれています。

何が違うの？試しに縫ってみたい、とか。
どちらかと言うと馬力ではJanomeさんが強いとか。

私の中では、①Janome②Juki③Babylockの順でした。
というのも、HD9のミシンのデザインがカッコよかったからです。
お値段もHD9が1番高いのですが、気にいるんだったらいいかな？と思いました。
足は出ますが。

職業用ミシンはちょくちょくメンテナンスも必要なので、転勤から帰ってきた後にでも直してくれるように地元のミシン屋さんにしました。
そして、このHD9はミシンなんちゃら協会に入ってるお店でしか買えないので、そこで売っているお店にしました。

ちょうど親が病気になり帰らないといけなかったため、地元に戻りそのミシン屋さんに行きました。

お店に入るとおじいさんの店員さんがいて、
HD9が欲しいのですが〜というと、ミシンの経験云々を聞かれてから、

このミシンは素人にはオススメできないよ！
どちらかと言うと玄人向けだよ、
と言われ、ぎゃふん。

そして、オススメされたのが、
第二候補のJukiのSL700exです。
なので、お写真が700exというわけです。

店員さんが言うには、服も縫うんだったらこっちの方がいいよ、とのこと。
厚物も縫えるしね。
そして、欲しかったHD9のボビンが1.4倍巻きでボビン自体がむちゃくちゃ高いこと。
それなら、こっちのミシンの方がボビンは安いし、お値段もお安めだよ、と。

そのお店のインスタを見ている限り、私の持ってるミシンを購入している人が多そう。

素人には売れん！と言われたワケですが、
このミシンに慣れたら次はHD9を買うんじゃなくて、工業用ミシンを買うといいよ！とアドバイスを頂きました。
うちは工業用ミシンもいっぱい売ってるしね〜と宣伝されました。

そしてかれこれ4年このミシンを使っているのですが、最近このミシンで良かったかもと思えるようになりました。
帆布を使って縫えてるし、服も縫えるし、縫い目もキレイ。

この前、babylockの極の講習会があったので試させてもらったのですが、馬力では極はうちのミシンより強いかも。
試してみないとわからない、ミシンの強さ。

HD9はまだ触っていませんが、多分このミシンでずっと過ごすかも。
工業用のミシンはとても重いため、引越しのたびに大変だし、次に転勤になったら厄介だし。

次、おじいちゃん店員さんにお会いするときには、玄人です！って言えたらいいなぁ。