自分という人間

 人はいろんな想像ができる。可能性は無限大だと思う。だが、想像し過ぎて現実がうまく機能しないなんてことも多くある。僕はその症状を持った人間の一人だ。いつも過ぎた現実と遠い未来の事を考えている。次から次へと思考が変わり、一つとして、実ることはない。現代の言葉で言えば、現実逃避と言いましょうか。とてもじゃないけどこの世界と私の心とでは乖離が激しい。そんな私でも現実に戻る時がある。普通にご飯が食べれて、外に行けて、誰かと話せて、何事も躊躇することなく生きれる時がある。普通に戻れる時の気分はなんとも幸せなものだ。だが、三日も経てばまたしんどくなる。外が怖くなって、人が怖くなって、未来が怖くて、続けていたことも途端に諦めてしまう。嬉しいとか楽しいとか幸せっていう正の感情が私の心から失うんだ。どうかしてほしい。だが、これは必然なんだ。私は元来、人が恋しく、愛に飢えてきた。全ては愛着障害からくる症状なんだ。

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