
毒と薬
正論
糾弾
批判
拒絶
「親しかった人」の言葉の刃が深く心に突き刺さる
優しい世界は刻の彼方に霞み
斬り付けられた傷の痛みと痕は
決して癒えることはない
それでも日々世界は回っている
前に向かって進んでいく
立ち止まってもいられない
後悔のない選択などないのかもしれない
幸い後押ししてくれるのも「人」だ
その想いと言葉に勇気と力が湧いてくる
言葉って不思議‥‥
「毒」と「薬」の関係に似ている
本来毒であるものの成分を薄め
効力を弱めていくと「薬」となり
人々を癒して心と身体の健康を保つ
それでも用法や摂取量を間違えると
途端にその牙をむく
それはまさしく「毒」となり
人の心と身体を蝕んでいく
毒に侵され健康を害したときは
溜まった毒素を体外に出さないといけない
言葉で言えば「毒を吐く」ってことだと思う
頻繁にそれをするのは良くないと思う
でも溜め続けるのも辛いもの
自分が壊れるくらいなら
たまにはいいと私は思う
一方で優しい言葉も時には毒だ
優しくされたくない事もある
自己犠牲の言葉など聞きたくはない
その優しさが「言葉の刃」となって突き刺さる
今そんな言葉をかけないで!
その優しさが私にとっては「猛毒」なんだ‥‥
いいなと思ったら応援しよう!
