REALITYの映像をYouTubeでライブ配信するには
概要
iPhone上で動作するSNS "REALITY" の映像をYouTubeでライブ配信する方法を簡潔に記します。
※ 今回はAndroidに関する説明はなし。なぜなら、USB経由でPCに映像出力できるスマホが限られているため。Miracastなどを使って無線で映像を出力できるけれど、遅延が酷そうなので今回はパス。
新たに購入したもの
Lightning - Digital AVアダプタ(Lightning-HDMI)
iPhoneから映像を出力するためのアダプタ。
標準品が確実だけど、お高めなのでAmazon.co.jpで売っていた互換品を使用(約2,000円)。
同時にSYNCROOMの音をスマホ経由でREALITYへ出力したいなら、HDMI出力とUSB入出力ができるアダプタを購入するのもありかも(こちらは約3,000円)。
ビデオキャプチャ(HDMI-USB)
iPhoneから上記のアダプタを経由して出力された映像をPCでキャプチャするためのアダプタ。
Amazon.co.jpでいちばん安く売っていたアダプタを購入(約2,000円)。WindowsでもMacでも動作する、みたい(Windowsでは動作確認済み)。
HDMIケーブル
アダプタとビデオキャプチャを接続するケーブル。
細くて柔らかく取り回しのよいケーブルが欲しかったので、バッファローのスリムケーブルを購入(約600円)。
機器のつなげ方
購入したものを次のようにつなげるだけ。
OBS Studioの設定
OBS Studioを使ってYouTubeに配信します。必要な設定は次のとおり(その他、配信に必要な設定は割愛)。
ソース
「映像キャプチャデバイス」を追加し、PCに接続したビデオキャプチャをデバイスとして指定する(自分の環境だとデバイス名は"USB3.0 Capture")。
音声ミキサー
「映像キャプチャデバイス」(ソースにビデオキャプチャを追加したら出現)でYouTubeに出力する音量を調整する。
それ以外の音声(「デスクトップ音声」「マイク」など)はミュートする。
配信してみる
プレビュー画面にREALITYの映像が表示され、映像キャプチャデバイスの音声ミキサーが反応したら配信の準備は完了。
あとは「配信開始」をクリックすればOK。
【追記】REALITYの映像とSYNCROOMの音声をYouTubeに出力したいなら
OBS StudioとSYNCROOMを同時に起動した状態で、OBS Studioの「ソース」と「音声ミキサー」を次のように設定する。
ソース
「音声入力キャプチャ」を追加し、SYNCROOMの音声出力をデバイスとして指定する(自分の環境では "ライン (Yamaha SYNCROOM Driver (WDM)")。
音声ミキサー
上記で追加した「音声入力キャプチャ」でYouTubeに出力する音量を調整する。
それ以外の音声(「デスクトップ音声」「マイク」など)はミュートする。
サンプル動画
REALITY上で組んでいるバンド「りりころ」の練習風景をREALITYで配信し、その様子をYouTubeでライブ配信してみました。音声はSYNCROOM経由で出力しています。
謝辞
バンド「りりころ」メンバーの協力無しには、この環境を試すことすらできませんでした。華愛りりぃさん、チョコ魔人リセさんにろどさん、ありがとうございました。
そして、当日配信を聴いてくださった方、いろいろアドバイスをいただき本当にありがとうございました。
いつか、YouTube上で一緒にライブをやりましょう!