3ヶ月間毎日新しいことをやるプロジェクト Day 20 - 接触確認アプリをインストール
3ヶ月間毎日1つずつ人生で初めてのことに挑戦するプロジェクト、いよいよレポートが2日遅れになってしまいました。この週末少しドタバタしていて、チャレンジの中身もかなりこじつけです。最初にお詫びしておきます。
さて、20日目の人生初は「接触確認アプリ」なるものをインストールしたよというお話。
接触確認アプリってなんだ?
「接触確認アプリ」ご存知ですか?ご存知ですよね。厚生労働省が6/19に配布を開始したスマホ向けのアプリです。これを入れておくと、スマホの持ち主の移動に応じてコロナウイルス感染者との接触有無を確認してくれるというものです。
6/19午後3時の運用開始から6/22午後5時までのダウンロード総数が241万件というので、半数近くのダウンロードがゲーム関連*というスマホアプリ市場にしては、なかなかの勢いではないかと思います。
*出典はこちら
このアプリの仕組みですが、GPSで位置情報をトラッキングして感染者が通ったルートと重なった場合に接触を知らせるのかなと勝手に思い込んでいたのですが、調べてみるとこれは大きな勘違いでした。
基本的にはBluetoothで通信を行い、アプリインストール端末同士が1m以内の距離で15分間以上「接触」した情報を端末内に保持します。あるアプリ利用者が陽性確認された場合、それをアプリ上で報告すると、その利用者との接触情報を保持している端末に「あなたは感染者と接触したことがありますよ」と通知される仕組みです。端末保有者の個人情報も、移動先GPS情報なども記録されません。プライバシーやセキュリティには相当な配慮がされていると思います。
6/19午後の公開以来、私のFacebookタイムラインでも「インストールしました」の投稿が多数並びましたが、一方で「なんとなくセキュリティが不安」とか「そもそもBluetoothをオンにしたくない」などのコメントもたくさんついていました。
アプリのインストールと設定は超シンプル
私はiPhoneユーザなのでAppStoreからアプリをダウンロード、インストールしました。
設定は
接触の検出を行うかどうか
つまりBluetoothでアプリ利用者同士1m以内15分間近づいていた場合にその情報を記録するかどうか
そして
通知を受けるかどうか
つまりアプリ利用者から陽性報告があった場合に通知を受けるかどうか
の2つのオンオフを選ぶだけでした。最後に、ここ14日間の間に陽性者との接触があったかどうかを確認するボタンを押します。
結果はこのとおり。まあ、アプリが出たばかりなので当然ですね。
この他このアプリの仕組みの説明や、このアプリの存在をSNSでお知らせするなどの機能もありましたが、SNSでの報告はやめておきました。
アプリをインストールした理由
このアプリですが、人口の6割がインストールしないと意味がないので、そもそもインストールするだけ無駄、といった声もあがっているようです。一方で、6割という数字に根拠はないといった記事もありました。
無駄なので不要、という意見もわかります。おそらくそれほど有効性は無いだろうなとも思っています。それでも私がこのアプリをインストールしたのには、こちらの記事にも書かれているアプリ開発の背景を知ったことがきっかけでした。
この記事に登場する「デプロイ王子」なる廣瀬さんはクラウド界隈の超有名人で、前職のITセキュリティ業界でほんの少しだけ関わったこともあります。自分が持つ得意スキルを少しずつ出し合って、なんらかの形で社会貢献したいという協業の姿勢に共感し、私自身このアプリを使うことで共感を示したいと考えました。
アプリに致命的なバグが見つかり、すぐに回収されるだろうみたいな意地の悪いコメントも見かけましたが、アプリというのは最初は不完全でもリリースすることが最も重要なんです。不具合があったところで人が死ぬわけでもありません。個人情報が大量に流出するわけでもありません。
不具合が見つかれば、それを伝えて修正版を待てばよし。使い勝手について気になるところがあれば、コミュニティにフィードバックを送ればよし。完璧なものばかりを求めて自分の首を締めている日本社会で、こういうプロジェクトが立ち上がり、アプリがリリースされたことを本当に嬉しく思います。
ということで、20日目のレポートを終わります。それではまた。