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母さん、実はスポーツが苦手なんだって。

趣味でマラソン走るんですと言うと「スポーツ得意なんですね」と言われることがよくありますが、実はスポーツ全般が大変不得意な母さんです、こんばんは。

東京マラソン初回大会への当選がきっかけで始めたマラソンですが、実は人生でそれまでスポーツをやる習慣はまるでなく、学生時代スポーツは一番の苦手分野でした。通信簿は学問領域はほぼ満点でしたが、唯一足を引っ張っていたのが体育でしたし、自分でもスポーツに対する苦手意識はハンパなかったです。

思い返すと、スポーツに対する苦手意識ができたのは小学校からでした。通っていたのは在日コリアンの学校だったのですが、男子はサッカー、女子はバスケットボールが必修で、夏休みになると真夏の炎天下で汗だくになりながらシュート練習や走り込みをさせられました。

当時は身体を思い通りに動かすという感覚がまるでイメージできず、かけっこもボール投げも不得意。今と違ってスポーツのコツを理論立てて教えてくれる大人もおらず、ただただでできないやり方を根性で繰り返すという悪循環だったこともあり、できないことができるようになったという成功体験がまるでありませんでした。思えばこの時代にスポーツに対する苦手意識を植え付けられてしまったのだと思います。

その後、帰国子女が多くを占める高校大学に通い、さまざまなカリキュラムで体育を学んできた(あるいはこなかった)同級生たちの間で、体育ではかろうじて中の上くらいの成績を取ることができましたが、大人になってからもスキーやボーリングなどのイベントの度に、自分の運動センスの無さに失望して、積極的に何かスポーツをしようという気にはなれませんでした。

転機は20代の終盤辺りに訪れました。高校時代からビタ一文増えなかった体重がジワリジワリと増え始め、少し食べるのを控えるくらいじゃまるで減らなくなってきたのです。その頃調布の駅前にメガロスというスポーツジムができ、ダイエット目的で入会を決めました。

とはいえ、しばらくはジムで何をやっていいか分からず、エアロビのクラスを受けてみたり、バイクマシンを漕いでみたり、大嫌いな水泳にもトライしました。結局一番続いたのがトレッドミル走でした。最初は時速8-9kmで30分くらいのところから始めて、気づけば時速10km1時間を走れるようになりました。そしてちょうどその頃に東京マラソンの当選通知が届いたというわけです。

そこから先は、フルマラソン完走のためのメソッドを数冊読み漁り、ジムの外に出て低速から走ることを始めました。トレッドミルの10kmとリアルの10kmは全く勝手が違いましたが、野川を5km進んでは5km戻るを繰り返し、その後は15km、20kmと距離をのばし、ハーフマラソンの経験を入れ、はじめてのフルマラソンは土砂降りの中5時間以内での完走となった次第です。

自分の中ではひとつずつ納得しながらクリアできたので、フルマラソン4時間台がさほど難しい目標ではないことがわかっていましたが、全くやったことがない人にはすごいゴールのようで、それ以来「マラソンランナー」という位置付けになってしまいましたが、相変わらずボールやバットを持たせると無力な大人です。ボーリングのスコアは、少し油断すると50を下回ることもザラですから。

そんなわけで、本日伝えたかったのは、子供の頃に体育が苦手でも、大人になったら経験や知識である程度挽回がきくよーという話と、歳をとって代謝が衰えてきたら、何か運動習慣を身につけておいた方がいいですよーというお話でした。

#36daysrun #ゴビ砂漠 #働く母さん #グレートモンゴリアデザートマラソン2019

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