3ヶ月間毎日新しいことをやるプロジェクト Day 30 - 学資保険を解約しました
3ヶ月間毎日1つずつ人生で初めてのことに挑戦するプロジェクト、いよいよ30日目になりました。こじつけっぽいチャレンジで乗り切った日もありましたが、毎日1つずつ何か初めてのことをやってみるという取り組み、なかなか面白いです。
さて30日目にやったことは、なんと娘のために積み立てていた学資保険を解約したよというお話です。
学資保険としてソニー生命の外貨建て養老保険に入った話
ここ最近、投資や蓄財に関する勉強をコツコツ続けています。以前の職場では何もしないでも確定拠出型年金や退職金やバーチャルストックやと与えてくれたので、正直何も考えなくてもお金の心配がなかったのですが、新しい職場には退職金も確定拠出型年金もありません。年俸をきっぱり12当分したお金だけが毎月給与として振り込まれ、ボーナスも臨時賞与も無い契約です。1ヶ月の手取りは増えていますが、これを何も考えずにそのまま使ってしまうと、いざというときに大きな出費があれば耐えられません。
そこで退職金で住宅ローン2本のうちの1本を完済してローンを半減するとか、毎月1.5万円かかっていた携帯料金(端末分割代金込み)を見直すために月990円の格安SIMに申し込んだりと、まずは固定費を削ることを始めています。そして今回は、毎月30,000円を積み立てていた娘のための学資保険にメスを入れることにしました。
この「学資保険」ですが、正確には私名義の養老保険を組んでいます。娘が生まれた年、学資保険に入らなきゃというぼんやりとした思い込みでネット検索し、最も利回りが良いと書かれていたソニー生命の商品を契約しました。条件としては、毎月一定額を10年間払い続けた後は塩漬けにし、25年経つとおよそ10%分が上乗せで返ってきますよというものです。しかも、保険営業マンの勧めるままに米ドル建てで支払う条件にしていました。
投資のことはよくわからないし、どうせ将来のために取っておかなければならないお金だし、放置するだけで10%の利息がつくのは美味しい商品だとそのときは思っていたのですが、保険や投資の初心者向け書籍を何冊か読み終わった今、完全に保険会社のカモにされていることに気付きました。
契約をしたのが2018年の10月ですので、すでに1年10ヶ月が過ぎています。その間、支払ったお金が30,000円*22ヶ月で66万円。今の時点で解約した場合、解約返戻金額はおよそ40万円。26万円も損をしてしまいます。これが惜しいと解約を引き伸ばしにしたところで、20年後になるまで払込と解約の金額差がうまることはありません。当初の目論見どおり10%上乗せされるには、さらに5年待つ必要もあります。
娘が18歳時点で引き出すつもりだったのですが、なぜ25年契約になっているか、契約当時の自分が何を考えていたのか本当に謎です...
一方で、同じ3万円を毎月コツコツ投資信託で運用した場合、控え目に見積もって年利3%で運用を続けると、360万円の元金が10年後には420万円になるんですよ。たとえそこから積立をやめても、420万円をさらに15年間年利3%の福利で運用できたら、リターンは更に大きくなるはずです。25年後になってようやく10%の利息が返ってくることに喜ぶって、本当におバカさんですよね。
26万円の損切りを決心しました
そんなわけで、これまで支払った分を失うのはとても悲しいのですが、高いレッスン料だったと割り切って解約を決意しました。
ちなみにこちらが実際の契約書類に書かれた解約返戻金の一覧表です。
理由は忘れたのですが、3万円をなぜか2分割にして米ドルで払うという契約にしていたので、この表は契約1本分の計算になります。
今見れば、どれだけ不利な条件か本当によくわかります。難しいことはよくわからないからと他人任せにしたら、ただただ高いものを買わされるんだといういい学びになりました。
なお、保険解約はソニー生命の解約窓口に電話をして申し込みました。解約すると損をするし、取り消しができないですよ、担当FPから新しい提案をさせましょうかなどと引き止められましたが、きっぱり
要 り ま せ ん
とお断りしました。
正確にはこのあと送られてきた書類にサインをして返送し、その事務手続き完了をもって解約となります。そしてもちろん、解約したら終わりということではなくて、そこからが本番です。子供向けの学資はジュニアNISAの枠を目一杯使い、他にも積立投信を考えています。年利3%は投資の教科書には難しくない数字だと書かれていましたが、もちろんそんなに甘い話ではないと思いますので、これからも勉強を続けるつもりです。
子供が18歳になったとき、誇らしく証券口座を引き渡すことができるよう、お母さんがんばります。
ということで、30日目のレポートは以上です。それではまた。