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川崎病のログ:ドキドキ・ワクワク入院費用の精算と、息子の様子、今後の話
川崎病で入院したお話のシメは、「入院費用」のお話と、息子の様子など。
退院に伴う精算のお話
4月27日に救急に行って入院の可能性が濃厚となった時点で「保険には入っていますか?」と聞かれ、病院の人があれこれ手続きをしてくれて、今回の入院はその保険会社からの「保険適応での入院(今の所)OKですよ」という扱いになったんだけど、うちの保険は、病院の人によると「手強い系」らしいです。精算のときも、他社と比べてやりとりが多いとかなんとか。
で、ですよ。ここからが本番。
実は5月6日(金)の退院の時点で、最終的な保険適応の手続きは終わっていない。「時間がかかるから、いったんは帰っていいよ」とは言われたものの、
「え、いったん!?」って感じ。
Discharge Loungeで退院手続きをした際に見た書類に、
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「RM40633.55」
とあって。
日本円で約120万円。
マレーシアリンギでこんな桁数なんて滅多に見ないよね。
「保険の手続きが却下されたら?まぁ自腹になりますが、そしたら連絡行くので、支払いに来てください」
と言われて、退院後数日はものすごくドキドキした。
他院から5日後の5月11日(水)に病院から電話が来て、手続きが終わったと言われた。
はぁぁぁぁ神の声。
ありがとうございます。
一部、保険が効かないものもあるみたいで(付き添いの人用のベッドとか?あと、入院に伴うコロナ検査も保険適応外らしい)、そういうのはデポジットで賄って、足が出た分を支払いって欲しいとのこと。
どのみち週2ペースで病院に通うので、いつでも払えるし、全然だいじょうぶ。
息子の様子、今後のお話
川崎病が完治したから退院…ではなく
「しばらくは、冠動脈瘤が小さくなるよう様子を見つつ、瘤があると血栓ができやすくなるから、それができないようにあれこれ薬を飲み続ける」ということに。
初回の心エコーで指摘された2箇所の動脈瘤のうち、右側は通常サイズに戻っていたけど、左側にのは通常2mmちょいのものが退院時には7mmものサイズにまで大きくなっていて、いや、ちょっと、それってどうなの?って感じなんだけど、様子を見るしかない。どうしようもない。
つまり、いつ治るのかわからない。
というわけで、息子はしばらく、
・外出禁止
(通院、コンド内や目の前の通りなどの散歩はOK)
(=保育園に通えない)
・日に5回、5種類の薬を飲む
・週2ペースで通院
(1回は心エコーとINR、もう1回はINR)
(INRとは、指先をちょっと針で指してちょっと血を出して、その血を元にワーファリンがどれくらい聞いているか測るもの)
ということになった。
ワーファリンという、血栓ができないよう血をサラサラにする薬を飲んでいる関係で、もし大怪我して出血したら血が止まらなくなるので安静必至。
ワーファリンの関係で食べ物にもいろいろ制約あり、という状況。
何も起こりませんように、と毎日ドキドキハラハラしながら過ごしている。
それでも、家の中で走って転んで青たん作ったり、転んでテーブルの角に唇をぶつけて歯茎から出血したりしてて…
落ち着かない。
私は仕事柄、「起こりうるいろんなことを想定して、リスクを減らす」というのが得意なので、つまり「起こるかもしれないバッドシナリオの想像力が豊か」。やだねー。ほんと。
夜中に何度も目が覚めるようになった。
グレンイーグルスの救急とか日本語通訳さんの番号はもちろんスマホに控えているけど、紙にも書いておこうと思って、息子の入院中の検査結果などをまとめたファイルの1枚目に、
・救急
・日本語通訳さん
・心エコーの先生の名刺のコピー
・小児科医の名刺のコピー
をまとめておいた。
このファイルには、退院時にもらったこれまでの血液検査の結果、先生が書いてくれた動脈瘤の様子の説明、ワーファリンの食事制限に関する資料、薬の飲む頻度と飲ませ方も全部まとめておいた。
(下の写真の左側のは、自分で写真撮ってまとめた)
(プリンターがあってよかった)
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お固いJTC出身でISMSも何度も経験したので、こういうの得意。サクサクできちゃう。昔とった杵柄?と思いながらまとめた。
この流れなので私の仕事のことも少し書いておくと、ハリラヤの連休中にわざわざナニー」を呼んでまでモリモリ進めたかった仕事は、ビックリするくらい進まなかった。
月末に予定していた大きなリリースは、延期せざるをえない状況。
退院翌週から仕事に少しずつ戻ったけど、戻ってからのキャッチアップに大変で。
息子は保育園に行けないから、通院の予定を確認しながらkiddocareというサービスでナニーを一日単位で手配するのがものすごく手間。
そのナニーを手配する仕様がかなり(ピー)で、それもイラッとする。
(それでも、体調次第ではまた入院のリスクもあるから、月単位で誰かに来てもらうよりは日単位で呼べるkiddocareは今の状況に一番フィットしてるし助かってるんだけど)
ナニーを確実に確保できるかわからないからそれもストレス。
せっかくナニーに来てもらっても、息子が「ママー!」とぐずって仕事にならないことも多々。控えめにいってキツい。
退院後の1週目は20時間しか稼働できなかった。控えめに行ってヤバい、、、とかなり危機感をつのらせてるんだけど、職場は私の事情をわかってくれたのが唯一の救い。上で、JTC勤務の経験がhogehogeと書いたけど、もし今も日本のJTC勤務だったら、それこそ休職か退職を考えたかもしれない。今、本業と副業で2社のお世話になっているんだけど、本当にありがとうございます。
とはいえ仕事が進まないのも困るので、退院後の2週目は、昼間の仕事は諦めて息子が寝たあとの夜に仕事することにして、昼間ナニーが子どもをみてくれているときに寝ることにした。
誰にも邪魔されずに静かにモクモクと働けてものすごく幸せ!
って思ったけど、昼間もなんだかんだで会議が入っちゃうし、息子にもあれこれちょっかい出されて結局熟睡できず、疲れがたまる一方だった。
私が息子の視界に入らなければいいのでは?と思って近所のコワーキングスペースのシングルルームを借りようか悩んだけど、私の不在時にもし息子に何かあったら、コワーキングから家まで徒歩10分、走って5分?だとしても駆けつけるのに時間がかかるしね…イマイチ踏み出せない。
息子がもう少し、私じゃなくてナニーになついてくれるといいんだけど、ナニーも日によって当たり外れがあって、1週目はとにかく大変だった。
体調悪くてうちのトイレで吐くナニーもいたね。なんだったんだろう。吐くくらいなら来てくれなくていいんだけど… こんなご時世だしホント勘弁して欲しい。kiddocareにこの日のクレジットは返してって言ってるんだけど、どうなることやら。
2週目は、前にも来たことがある女性をご指名できて、ある程度ペースはつかめるようになった気がする。
他にも、明日の検査結果が悪かったらどうしよう、明日検査なのに会議いれちゃったからリスケしなきゃ、会議すっぽかしちゃった、などと注意力も散漫でヤバい。水曜の昼の会食は、前日はすっかり忘れていた。それに、上にもちょっと書いたけど、緊張しているのか全然眠れない。いつでもどこでも眠れる自分が眠れないのはよっぽどのことだと自覚してるので、まぁそういう事なんだろうね。
はー疲れたね。
と今は振り返る余裕があるけど、ここに至るまでの2週間は本当に辛かった。
週末、開発定例で会議2時間くらい?やるけど、それ以外はまったりしよう。
あ、土曜の朝は通院だ。10時にね。忘れないようにしないと。
そんな今日このごろです。
最後に余談ですが、マレーシア在住界隈へ。
特にローカルの保険会社に多いみたいなんだけど、契約内容によっては、入院前のコロナ検査が陽性だとその時点で保その入院への保険適応が却下されるんだって。
27日の、検査結果を待っている間の緊張感と言ったら...!!!
そういう意味でも、コロナには気をつけてください!!!
それでは〜〜\(^o^)/
川崎病で入院した話を最初から読む方は、こちらへお越しください🙏
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