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今夜は、カレーライス
そう伝えると、我が息子たちは目をらんらんと輝かせてキッチンに突進してきます。
子どもたちは、カレーライスが大好き。
食べるだけでなく、カレー作りのお手伝いも大好き。
お米研ぐ!
じゃがいも切りたい!
玉ねぎは目が痛くなるからお母さんやって!
にんじんは好きじゃないから減らして!
え~、お肉これだけ?少ない!
などと、好き勝手なことを言いながら、お手伝いをしてくれます。
長男は、調理実習や野外学習で調理を経験しているので、割と手際よくできます。
二男は、本人曰く頑張っているのですが、ピーラーで皮をむいて、包丁を使って切るのに時間がかかってしまうので、途中で飽きちゃいます。
それぞれができることを、張り切ってやってくれます。
しかし、一番張り切ってやってくれるのが、カレールーの投入。
固形ルーをバキバキ割って、鍋に投入する瞬間が好きらしく、先を争って入れようとします。
でも、溶かすのは面倒なので、私の仕事です。
その間、ケースに残ったルーの欠片をちゃっかり口に入れて、「やめて」と私に注意されるのも、お約束。
ちなみに我が家では、バーモントカレーの甘口と中辛を、半々ぐらいで混ぜて使っています。
大人には辛さが物足りないのですが、子どもにはこれぐらいがちょうどいいらしいです。
そして、半々なので、長男に中辛を持たせ、二男に甘口を持たせて入れさせれば、2人平等に作業ができてケンカにならないので、何だかんだでちょうどいいのです。
ルーを入れて少し煮込めば完成ですが、そこでまた子どもたちがしゃしゃり出てきます。
「味見、してあげるよ~」とニヤニヤしながら、小皿を持って近づいてくるので、あげないわけにはいきません。
念願の味見をさせると、やっとキッチンから退散していきます。
カレーライスって、そんなに時間かからずに作れる料理のはずですよね。
しかし、我が家の場合、一家総出で調理をしてしまうので、結果的に手間暇かかってしまう料理となっています。
とはいえ、一人で黙々とキッチンで作業するよりは、時間がかかりながらもああだこうだ言いながら、みんなで料理するほうが楽しいです。
不揃いなカレーの具材を、あとでこっそり切り直さなきゃいけないけれど。
減らしたにんじんを、バレないようにこっそり足さなきゃいけないけれど。
それでもやっぱり楽しい気持ちのほうが上回ります。
そして、みんなで作ったカレーは不思議とおいしいのです。
あっという間に鍋が空っぽになります。
いつか、子どもが成長期真っ盛りになったら、手伝うよりもただ食べつくすだけの人になってしまうかもしれないな、なんて思ったりします。
それまでは、ありがたく手伝ってもらおうかな。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
子どものお手伝いについては、過去にこんな記事も書いています。
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