【書き散らし】「期待」が怖い
なんでも器用にこなせる人間だな、という自覚がある。勉強はつねにできる方だったし、コミュニケーション能力は高いと言われることの方が多い。音楽も美術も評定5から落ちたことがなく今でも得意で、料理も家事も苦手じゃない。運動に関しても苦手ではなく、運動会や体育祭を人並みに楽しめる程度の能力はある。強いて言えば語学とダンスと裁縫が苦手だが、人生において致命的な弱点でもない。
それでも、期待されるのが怖い
期待してもらえることは多い。小学校から進学校に通っていればそりゃそうという話で、自分の能力に関わらずそれ自体はたいへんにありがたいことだ。
でも、期待されるのは怖い。
なんでだろう。失望されるのが怖い。せっかく期待してくれるまでに私を好いてくれたのに、期待に沿わなかったからと手のひらを返されるのが怖い。
やる気にはムラがあるし、他にやりたいことだってある。器用なだけでその後の成長に繋がらない場合もあるから、自分では期待されて失望させる可能性の方が高いとまで思っている。
そういうとき、どうすればいいんだろう
やると言ったことはやるけれど、勝手に期待されたことまでこなしている暇はない。だからこそ、自分でやるべきことはやる、できると言ったことは最後まであきらめない、と覚悟を据える必要があるのかなと思う。
そんでもって、期待されたことは華麗にスルーするスルースキルが必要なのかもしれない。だって勝手にそちらが決めた「期待という名のルール」に沿わないからって態度を変えるような人間、こちらこそお断りじゃない?
評価すべきはただひとつ、「本人ができると言ったことを何パーセントの出力でやったか」だし、それで態度を変えるのはおかしなことだもんね。
もちろん、こちらにも誠意というものが必要なのは大前提として。