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好きな服をまとって仕事する

思えばわたしは、就職活動と転職活動以外でスーツを着たことがない。


という事実に気づいたのは、
仕事帰りの友人と会ったときのこと。

バッチリ決めたスーツ姿で現れた彼女はとても凛々しくてかっこよくて、

と同時に、スーツ着たのっていつが最後だろう…?と思わず考えた結果、冒頭に戻る。


前の職場は、スーツを着ている人もいたがほとんどがオフィスカジュアル程度だったし、

今の職場に至ってはジーパンもスウェットもサンダルも、なんならクロックスもなんでもござれ。

そんなわけで私は新卒の頃からずっと好きな服を着て働き続けていることになる。


私の着る服はどうも目を引くらしく、同期曰く「遠目にいてもどこにいるかわかる」のだそうだ(笑)

服装という意味では新卒から好き勝手やっていたのだが、

よく考えたら、それを華やかでいいね!とあっさり受け入れてくれる人たちと働いている私は結構ラッキーだったんだろう。


振り返れば学生時代も、
制服はあったけれど、カラーシャツを着たり、ブローチをつけてアレンジしたりと
校則の範囲内で何かとちょっと手を加えていたりした。

目立ちたくはない。けれど自分らしさをどこかに潜ませたい。
どうやら私はそんな不思議な矛盾をかかえた生き物らしい。



そのようなわけで、毎日同じ服を着るという生活が
もうなかなか想像できないものになりつつある。

夜決めておいた服装が朝着てみたらなんだかなあ…となり、
あわててクローゼットをかき混ぜるようなことはないんだろう。

なんなら前日に着る服を決める必要もないわけで、確かに忙しい時には最高だ。

でも「その服すてき!」という会話が少ないのはちょっと寂しいかもしれないなあ、なんて。



そう考えてみると、職場選びのときに
「好きな服を着られるか」を、私はちゃっかり意識していたのかもしれないな。


人によってスイッチが入る服というのは違うのだろうけれど、
私の場合は、仕事でもプライベートでも、
好きな服を着ることでスイッチが入っているみたいだ。

人間中身が大事だと言うけれど、
外見だって私は最強!と思える服をまとって過ごせるなら、きっといろんなことがうまく行く。

そう信じて、今日もわたしは
とびきりお気に入りの服をまとって勤務開始するのだ。


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Judy
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