おかしいと思うから、声をあげるよ。

先日物議をかもした、
「種の保存にあらがう」「道徳的に認められない」といった、
LGBTコミュニティに対する発言。

正直、びっくりしすぎて言葉が出なかった。
いつだって許されることではないけれど、
ましてやこの時代にこういう言葉が普通に出てきて、
それに対して問題意識を大して抱かない。

いったいどういう感覚なんだろう?

だいたい「認める」「認めない」って、
どの立場から話をしているんだ?という
単純な疑問もある。

自分が何者で、どんな人を好きになるかは、
誰かに認められないといけないものではないはずだ。


そして、LGBTコミュニティに対する差別発言であるのと同時に、
子供を産まないという選択や、子供を産めないという事情については
一体どう考えているんだろう、とも思う。

これではまるで、子供を産まない人は価値を認められないみたいだ。


みんな同じじゃなくて、良いはずだ。
同性が好きでも、異性が好きでも、誰も好きにならなくても。
結婚してもしなくても。
子供を持っても持たなくても。
その事実一つで人間の価値が変わるのか?って話。


私にも何人か、いわゆるカミングアウトをしている友人たちがいる。
彼らがこの発言を目にしたときの気持ちを思うと、
何て言っていいか正直わからない。
希望を捨てないで、なんて軽々しく言えないほど、この発言は重い。

それでも。

こういう発言は許されないのだと、声を上げること、意思表示することに、
少しでも意味があると信じて、こうしてつづった次第だ。


そして。
どうか、こんなことで声を上げずにすむ社会が
一日でも早く実現してほしい。

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Judy
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