新釈「このはしわたるべからず」~一休さんはイソップ的ドジキャラ?
また、新しい「シェーンの誤謬」に出会ってしまいました!
シェーンの誤謬とは、人々の記憶の中で物語が変質していく現象であり、すんどめが提唱している概念です。
つい先日、14歳の男の子と雑談をする機会がありまして、たまたま『一休さん』の話題になりましたので、「このはしわたるべからず」という話を知っているかと尋ねましたところ、
「ああ知ってるよ。こんな話さ」
得意げにそう言って彼が語ってくれたその話というのが……!
一休さんは、ボロボロの橋の前を通りかかりました。
すると橋の入り口には立て看板があって、
「このはしわたるべからず」
と書いてありました。
これを読んだ一休さんは、
「ああそうか。〈はし〉じゃなくて真ん中を渡ればいいんだな」
と思い、意気揚々と橋の真ん中を歩き始めました。
すると橋は崩れ落ち、一休さんはボッチャーンと川へ落ちて死んでしまいましたとさ。
ありゃ!!
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