小説『シェーンの誤謬』ご感想第1号

こんにちは、すんどめパターソンです。
Facebookの「シェーンの誤謬」ページに掲載中の記事をこちらに転記します。
なにぶんFacebookタイムライン中の記事ですので、用語・体裁等、その仕様になっておりますことをご了承下さい。

小説『シェーンの誤謬』を読破して下さった方からのご感想第1号をご紹介します。
「最後のオチで、この作品は小説になった。
途中は、小説というより事実のように見えていた。
本当にあったことをそのまま書いたもののように感じられた。
しかし、最後のオチを見て、作者は小説を書いたんだと分かった」
(以下すんどめパターソン談)
このご意見を伺ってほっと胸をなでおろしました。
最後の最後に物語として成立したとは、これほど嬉しいご感想はありません。
また、途中の展開を事実とお感じになるほど、リアリティが出ていたのなら何よりです。
確かに、そのくらいのリアリティを目指しました。
「ところどころで流れる音楽の描写は、必然性のあるものと必然性のないものがあった。
必ずしも音楽を流さなくても、ワザワザとニッチモの2人の会話だけでいけるんじゃないか。
また、自分が少しでも知っているジャンルほど、『あれ? これどういう曲だっけ』と考えてしまい、物語の展開が頭に入るのを邪魔した。
自分が全く知らないジャンルであれば、読み飛ばすので支障はなかった」
(以下すんどめパターソン談)
ありがたいご指摘です。
おっしゃる通り、必然性の弱い音楽もありました。
2人の会話だけでいけそうだと伺い、勇気百倍、この反省を次回作に生かします。
「前半から中盤にかけては小説と言うより論文調で、眠くなった。
論文として書いてもいいんじゃないか。
そのへんの大学の卒論レベルなら、もっとしょぼくても単位は取れる。
いっぽう、「ウミガメのスープ」が始まる後半からは面白くなり、テンションがすごく上がった」
(以下すんどめ談)
本当にありがとうございます。
後半はまさに、ここで盛り上げなければと思って書きました。
テンションを上げて下さって、面目躍如です。
前半から中盤の論文調こそ、まさにこの作品が抱える難しい宿命。引き続き反省を繰り返したいと思います。
その他、いろいろなご指摘を頂きましたが、ネタバレ防止のため、これ以上ご紹介するのは差し控えさせて頂きます。
ご感想をお寄せ下さいましたこと、そして何より、読んで下さいましたことに、重ねてお礼を申し上げます!

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