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有賀 薫
2023年9月8日 08:30
じゃがいもの加熱はスープジャーにおまかせ。スープジャーをご存じですか? 保温性のある小さなサイズのジャーで、中に入れたものの温度をキープするだけではなく、保温調理の機能があります。煮立てた野菜などを朝入れて学校や会社に持っていくと、数時間の間にじわじわ加熱され、ランチタイムにふたを開くと煮えているという、とっても便利なものなのです。今日はこのスープジャーを使い、鮭とじゃがいものみそスープを作ろ
2023年2月10日 08:30
本格的なルーは簡単に作れた!みんな大好き、クリームシチュー。でも、ルーから手作りするなんて考えたこともない人が多いのではないでしょうか。実は、ものすごーく簡単なんです。同量の小麦粉とバターを炒めて、水分でのばせばいいだけです。クリームシチューはミルクを使うのが一般的ですが、今日は牛乳を水にかえて軽やかに作ります。小麦粉とバターと水だけで作ったルーは、香ばしい小麦とバターの香りがして、なんともい
2022年3月24日 09:39
10年間と3カ月ばかり続けてきた毎朝のスープ作りを卒業しようかと思っています。卒業というほど、きっぱりしたものでもないかな。毎日のようにSNSにはアップしないということだけで、もちろんスープは作り続けますし、作家活動を止めるというわけでもなく。毎日の投稿をかちっとした決まりごとにするのをやめる、というだけです。私が2011年からSNSでアップし続けてきたスープは、もともと受験生の息子のために作
2022年3月21日 13:50
春の出会いもの・若竹煮の量を逆転させる感じで。ぷりぷりわかめの中に、たけのこのシャキッとした食感がアクセントになって、わかめスープなのにご馳走感です。だしにはチキンコンソメの素を少々。ごま油も使わず、あっさりお吸い物風に仕上げます。以前、坂口恭平さんと対談したとき、人の悩みはつきつめると10個ぐらいしかない、というお話をされていて、感心してしまいました。この話は料理についても同じことがいえて。
2022年3月3日 10:23
薄焼きたまごのスープ。薄く焼いたたまごをコンソメに入れたシンプルな一皿。スープを吸った薄焼きたまごがふんわりおいしく、ほっこり心がなごみます。スープは塩豚ポトフのスープだけを濾してしまってあったのを使いました。ブイヨンキューブを溶かしたものでももちろん大丈夫です。ついつい使ってしまう口ぐせってありますよね。お喋りする仕事のときスタッフに、私の気になる口ぐせないですか?と聞いたら「なんか」ってよ
2022年3月1日 10:13
3月を、甘い一皿で始めます。レンジで作った甘さごく控えめのカスタードソースに、オレンジ、りんご、バナナ、パイナップルをのせて、オーブントースターでぐつぐつ焼いて。一般的なグラタンよりずっとゆるくしてあるので、フルーツシチューみたいな感覚です。熱々のカスタードと果汁が混ざり合い、きゅんとする甘酸っぱさが春を呼び込みます。今日は、とても素敵な本を紹介します。長田弘さんの『食卓一期一会』という、食べ
2022年2月25日 10:56
ひたすらたまねぎを炒めてブイヨンで伸ばしただけのシンプルなたまねぎスープです。粉チーズと胡椒を振って、薄切りバゲットを添えました。ブイヨンは顆粒をごく少量使っています。もちろんオニオングラタンスープにしてもおいしい。作るということからいうと、ゆっくり炒めるとたまねぎが別のものになっていくところが面白いのです。昨晩は、樋口直哉さんの新刊記念イベントをオンラインで視聴しました。今回の本のデザインと
2022年2月20日 11:34
れんこんとアスパラの味噌汁。アスパラが一本だけ残っていたので、れんこんと組み合わせて味噌汁にしてみました。れんこんは薄く切ってシャキシャキした食感を残します。白いれんこんと緑のアスパラが爽やかで、ちょっと春を感じさせる味噌汁になりました。れんこんをじゃがいもに変えてもおいしいと思います。料理家あるあるなのですが、仕事で出したレシピに対して「材料の〇〇は別の何かで代用できますか?」と編集者に聞か
2022年2月10日 11:06
白菜の塩しょうがスープ。昨晩冷蔵庫がかなり寂しく、白菜と冷凍してあったひき肉、たっぷりのしょうがを使ってうちの定番スープにしました。50gものしょうがを使うレシピですが、今朝は少し残っていい感じになっていたところに、さらに針しょうがを追加。ほかほか温まります。現代思想の別冊『家政学の思想』をつまみ読み。阿古真理さんと藤原辰史さんの対談が非常に面白かったです。家事は大変だとみんなが言います。