![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/91459506/rectangle_large_type_2_b62a67a83cf4f82f24fb533bc67beac5.jpeg?width=1200)
第7話 「音楽から離れた日々」
解散は、突然だった。
アメリカ村の喫茶店で、担当マネージャーと僕達は、冷めてしまったコーヒーを見ながら座っていた。
考え直す事は出来ない?
絶対、売れると思う。
マネージャーは、そう言ってくれたけど、僕達は何も言えなかった。
バンドの状況は変わらないけど、人生の状況は刻々と変わって行く。
いいライブをして、お客さんがそれなりに来てくれた日は前進しているように感じて、まだやれると思っていたけど、18歳だった、ピサやドラムは多分違う感情を抱いていた。
僕は、教員免許を取る為に、短大から4年制大学への編入が決まっていた。
ここから先は
1,086字
¥ 100
期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
Amazonギフトカード5,000円分が当たる