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小説「93年の唄」

第9話 「さよなら」


確かに光輝いていた93年は終わり、僕は何とか高校生をやっていた。

DJを目指した先輩とは、全然会わなくなっていたり、新しい友達にバンドに誘ってもらったりしながら。

ラグビー部の正式なバッグを購入して、本当にラグビーの一員となった。

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