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13歳のSF

第9話 「太陽」


気がつけば、最上級生になっていた。

それと同時に、僕達が頼りにしていた仲間の転校が決まった。

それも、同時に2人。

でも僕達は、もはや、学校という単位で物事を考えなくなっていたから、お別れ会のような事は、何もしなかった。

また、集まろう。

それが、僕達のお別れの言葉だった。

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