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第2話 「幸せの前兆」

そこは、何もない南の島だった。

なんて言うか、スタート地点って感じだった。

だからね。

カヌーを作ったんだ。

誰に言われたわけでもなく、自分の直感でね。

と言うか、誰も居なかった。

とにかく直感だった。

きっと、人生もそうだ。

自分の直感を信じるしか物事は多分、好転しないんだ。

いいも悪いもないんだ。

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