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「阿部チェリーの初任給」

国際スパイ組織、ビッグジャガーの1員となった俺は、毎日毎日、身だしなみや作法をとことん叩き込まれんたんだ。


あのレストランで、ジャガーと会って。

3日後に来なさい。

って、言われたあの日から俺は変わったんだ。
3日後、あのレストランへ行くと、ジャガーの部下達が居て、俺に、ご馳走してくれたんだ。


俺にとって、必要な全ての栄養素を用意してるとか言ってよ。


それから、毎日厳しい訓練を受けたんだ。


そのほんとんどが、今となっては当たり前の事だったんだ。

身だしなみ、作法、挨拶。
そして、心の置き方。

毎日毎日、朝から晩まで俺は必死で体得していった。

時には、お茶の先生や、お華の先生にお茶の入れ方や、花の生け方も学んだ。

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