第2話 「あの子のお弁当」
ミカちゃんは、甘い物が大好きだった。
僕は、麺類や細い食べ物が好きで、カップラーメンや、蕎麦や焼きビーフン、春雨や千切りのキャベツ。
とにかく細くなっていれば、何でも良かった。
テストで良い点を取った時に、お母さんは何か食べたい物ある?とよくリクエストを聞いてくれた。
僕は、即座に焼きビーフン!やラーメン!
と答えていたつもりだった。
けど、気がつけば、いつも喫茶店に座っていて目の前には特大のパフェが置かれてあった。
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