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「さきどり佐知子に可愛い手紙」


チャイニーの事をいつしか好きになってた。
頼れる人もチャイニーだけだったし。

チャイニーは、その夜、豪華な食事を部屋に用意してくれて、高価なワインで乾杯したの。

そして、少し酔った私は聞いたの。

チャイニー、あのプリマに私の名前がバレてるって事は、この先どうなるの?

って。

チャイニーは、ワイングラスを少し傾けて微笑んだの。そして、私の顔を見て言ったの。

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