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13歳のSF

第7話 「キラキラ」


ある夏の日、観音様に手を合わせていた。

いつも、自分達を見てくれていて、ありがとうございますと、慣例的に唱えた。

観音様と会った後、僕達は、いつものように自分達の町を見渡した。

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