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#MCサマー
MCサマー第25話 「MCサマーに大切なヒント」
宮殿の大きなプールでプリンセスを見たよ。
ん?
そうだなぁ〜、いや、誰にも似てないね。
有名人で言うと?
そう言う質問は、嫌なんだけどさぁ。
まあ、強いて言うなら、エリザベスなん世みたいな感じかな。
高貴な感じでさぁ。
とにかくロマンティックだったよ。
だって、プリマが天井をぶち抜いて、でっかいプールに飛び込んでさぁ、プリンセスを奪いに来たんだもんね。
プリマは、本当は王子だった
MCサマー第24話 「MCサマーとたくさんの考え方」
ノースサイレント号はね、本当にびっくりしたんだけどさぁ、タイヤが付いてたのよ。
分かる?
飛行機みたいに、急にタイヤが出るシステムだったんだ。
だから、グローブセントラルステーションに着いたんだけど、そこからタイヤを出して、行き止まりのバリケード突っ切って、どんどん向かったんだ。
本拠地と言われる宮殿に。
街中をノースサイレント号は凄い勢いで走って行くからさ、街の人達もびっくりでさ、めち
MCサマー第23話 「MCサマーと可愛いタトゥー」
ノースサイレント号の中は、大音量の非常ベルが鳴り響いてさ。
ワンダーピープルのお出ましの合図だった。
プリマからの指示で、ノースサイレント号にいる全ての人達は、防弾チョッキを身に付けていてさ、みんな機敏に動き出したんだ。
そしたら、プリマが急に言ったんだ。
記念撮影をしましょう!
って。
なんか、笑っちゃったけど、俺は、すげぇ納得したよ。
集合写真てのは何年も後で見返すのが、醍醐味っ
MCサマー第22話 「MCサマーと恋なんかじゃない話」
たくさんの乗客が、ノースサイレント号を惜しみながら降りて行ったよ。
それぞれの余暇を楽しみに。
最後の晩餐って言うの?
残った俺達は贅沢な食事してさ。真紀子とこれからの将来の話をたくさんしたよ。
でもね、その時点で俺は、将来なんて考える余裕は無かったんだよね。
だってさ、これから何が起こるか本当に分からなかったしさ、マジで命の危険とかあるんだろうなぁって思ってたしさ。そんな余裕はどこにも
MCサマー第21話 「MCサマーと愛される奴」
プリマは、とにかくノースサイレント号の医務室で5日間しっかり気を失っていたよ。
で、起きたら、泣くしよ。
ビリーに助けられたって言ってさぁ、ずっと泣いてんの。
困ったよ。いい大人が、ずっと泣いてのを見るの。初めての経験だったよ。
俺の育った街じゃ、そんなのあり得ねぇよ。
プリマは、ひとしきり泣いたら、すっきりした顔でさ、急にシャワー室に行って来ますって言ってさ、医務室を出たんだ。
とに
MCサマー第20話 「MCサマーの誰だよ!」
好きな人と、出会えるだけでも超ラッキーなのに、偶然出会って、共に暮らして、別れて、再会して、また長いキスが出来るなんてさ。
人生の殆どの幸運を使い果たした気分だった。
だって、そうでしょ?
ラジオから流れる憧れの声の人と出会って、そうなるって、ドラマじゃないんだから。
普通に暮らしてても、絶対、そうならないよ。
ラップで、何とかなったんだ。
音楽で、世の中を変えてやろうって気持ちで毎日
MCサマー第19話「MCサマーのYES!SUPER!」
みんな、変わって行くんだよね。
でも、大事なのは、勝手には変われないって事なんだよね。
自分で変わろうとしなくちゃ、何も変わらないんだ。たとえ、環境や時代が変わっても、自分で変わろうとしなかったら、死ぬまで何も変わらない。
あの街のレストランは、そう言う事がよく分かった場所だったね。
ジョンペルチアーノって言う、マフィアのおじさんは、阿部チェリーにそう言う事を、長々と説教されててね、全然終
MCサマー第18話 「MCサマーとクレオパトラ」
俺は、マルコって言うんだ。
ずっと、ノースサイレント号の食堂車で働いて来たからな、わりと何でも知ってるよ。
どこの街の何が美味いとかな、そろそろこの辺で悪い事が起こるなぁとかな。
ってな具合で、勇気がめちゃある食堂車のスタッフのおじさんのマルコは、上機嫌で俺とチャイニーをガイドしてくれたわけ。
オマール海老の美味いレストランに。
途中、チャイニーの提案で服を買いに行く事になってさ、ま、俺
MCサマー第17話 「MCサマーに即答のおじさん」
コンコン!
合言葉は?
カレーには生卵!
よし!
てな具合で、俺とチャイニーは、いついかなる時も、しっかりセキュリティをしてたんだ。
ま、俺はね、たまに忘れるのよ。
コンコン!チャイニー!開けろよ〜!
とか、言っちまうの。
声で分かるだろ?
俺って。
それでもチャイニーは、俺が合言葉を言うまで必ず、部屋のドアは開けなかったね。本当に真面目な奴だよ。
食堂車で初めて、ビーフカリ
MCサマー第16話 「MCサマーの合言葉」
凄い長い時間、列車に乗る事になってさ。
どこまでも国境を越えてくで有名なさ、ほら、なんて言ったっけ?
それ!
ノースサイレント超特急。
あの日、あの街のレストランで、小学校の慰問に来た、ジャガーに色々教えてもらってさ、とにかく世界で最も長い距離を走る列車に乗れって言われたからさ。
その列車の最終駅から、グローブ島に行ける何かしらのヒントがあるらしくてさ。
アイシー少年率いる、チャイルド
MCサマー第15話「サマーとボーイズタウン」
とりあえず、アイシー少年率いるチャイルドヤンキー団と俺は、行動を共にする事になったわけ。
アイシー少年は、街のそれなりの年齢の大人の男達、全員の事をパパって呼ぶのよ。
僕のパパが、BARをしてて、上の階が空いてるから、そこで寝泊まりしてね。とか。
僕のパパが、レストランをしてて、お腹が空いたら、そこで食べてって。お代は、出世払いって事になってるからって。
とにかく、いっぱいパパがいるのよ。
MCサマー第14話「MCサマーとアイス」
とうとう現れたの。あいつらが。
ワンダーピープル…
俺も、その気だったからさ、羽交い締めにされながらも、暴れたんだ。とにかくね。
でもさ〜、やっぱ俺、喧嘩とかはめちゃめちゃ弱いからさ、何ともならなかったの、マジで。
ま、相手はその筋のプロだからさ、別に良いんだけどさ、ちょっと傷ついたよ。本当に子ども扱いだったからさぁ。
え?
そう、すぐ助かったの。
俺に、つけられてるって教えてくれた
MCサマー第13話 「MCサマーと少年」
真紀子をそのままにしてさ、追いかけたのよ。
赤いヘリを。
だけど、やっぱりヘリは早ぇよ。
全然、追いつかなくてさ~、ま~い~やって感じで、ちょっとひと息ついてさ。辺りを見回したのよ。
赤いヘリ追いかける途中、何度か国境越えたりして、なんかポリスメンみたいな奴らに追いかけられたりしたからさ~。