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新しい空気を入れる余白

鼻からゆっくりと息を吸い
胸を大きく膨らましてみる。 

いつもと変わらず空気が体に入ってくる。

息を吸う音を聞くと
浮ついていた足が
つま先から地面につき
重力を取り戻したかのように
ストンとしっくりおちつく。

私は呼吸ができている。


ただそれだけでいい。


不安が大きくなる。
こちらの不安なんて知らぬ顔で
悩みがポコポコたくさん出てきて
決めないといけないことが多くなると
突然パニックになる。


カウンターをくらい

ああ、もう、、、、、。

と倒れそうになった時


「大丈夫。君はうまくやっている」

と自分におまじないをかけてみる。

なんども唱えて
ハラハラドキドキが少し和らいだら
胸の中につっかえている空気を
吐き出してみる。

ゆっくりゆっくり。

不安の入り混じった
暖かい空気が外に出ていく。

苦しくなってきた。 
もう出すものが何も無くなったら
ゆっくり息を吸おう。

新鮮で少し冷たくて
爽やかな新しい空気が
たくさん入ってくる。

ただそれだけでいい。