スターのお出ましだ
一瞬の静寂の後、眩い光が一点に集中する。
地面からブワッと溢れる煙の中に、黒いシルエットが力強く立っている。
お気に入りのメロディが聞こえてきたら隣にいる人とアイコンタクトをとって、腕を挙げよう。
もう抑えられなくって、大声を出して叫びたい。
あなたの作り出す歌が大好きなんだ。
感情がとても揺さぶられて、声を出さずにはいられない。
あなたと一緒に今この瞬間、内側から溢れる高揚感と共に歌いたい。
あなたの素敵な一面を私は知っている。
どうかその内側に輝く素敵な心が曇ってしまわないように。
ステージから中央へ移動を始める。
さあ、いよいよサビだ。
同志たちよ、加勢しよう。