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【おもしろ先生】岡山県立岡山工業高校について
今日は、岡山市の人気工業高校、岡山工業高校について書きます。
11月16日にあった学校説明会に参加して来たので、その内容も踏まえながら。
さっそくいきましょう。
では、れっつごー。
◆入試情報
R6年度入試の専門・総合学科で最も志願者比率が高かったのは、岡山工業高校 デザイン科だ。
![](https://assets.st-note.com/img/1732065734-Nk3n6ehjEZyJSKUb8DYMfgOa.png?width=1200)
【特別入試】
・筆記:英国数
・面接
・実技、口頭試問:HPに過去問あり
・調査書
【一般入試】
・筆記:5教科
・面接
・調査書
となる。
特入の勝ち方はいつも同じことを行っているのでこちらを見て欲しい。
また、岡工のHPに実技、口頭試問の過去問が大量に貼られているので、それの対策はこちらで十分に足りそうだ。
工業高校の実技試験は、高校へ入学してから習う内容であることが多く、試されているのは『ちゃんと過去問を解いてきたか?』という点。
ここで本気度を試されているイメージ。
年によっていきなり変化球が飛んで来ることはないので、過去問さえ何度も解いていれば実技の点数は心配ない。
別の視点から言うと、『高校へ入るとこんなことばかりやるけどホントに興味ある?』という意図も感じられる。
高校生活の半分の時間が【実習】で埋め尽くされる工業高校で、その分野に興味がない。は入学後にキツいかもしれない。
そういった意味でも、他の科の過去問もしっかり見てみて、第一志望で志願する科を決めるのもおすすめだ。
ただ、入学時からこれにめっちゃ興味ある!!ってことはなかなか珍しいので、消去法で決めれば良いと思う。
前の記事にも書いたが、やりたいことはできることの中から見つかる。
だからどんなことにもチャレンジする気持ちで挑んでほしい。
◆初めて見たこんな説明会
だいたいどこの説明会も1人の先生が資料に沿ってスライド説明を進めていくスタイルが主流だが、今回は違った。
2人の先生がまさに漫談のごとく、掛け合いしながらQ and Aの形で行われた。
よって、場の雰囲気は今までに行ったどの高校よりもリラックスしているように感じた。
こういったところにも、先生の人柄、学校の雰囲気が出るなー。と思いながら、少々照れ臭いほどによく練習された漫談説明会を聞かせていただいた。
先生A「B先生!岡工は文化祭が盛り上がるって聞きましたけど、本当なんですか?!」
先生B「そうなんです!毎年大賑わいで、今年の写真がこれ!みんな楽しそうでしょう。この生徒なんて両手でバンザイして盛り上がっていますねー!」
先生A「B先生!それ生徒じゃなくて、私ですよ!」
先生B「あっ!そうなんですね!皆さんすみません。生徒より先生が一番盛り上がる岡工文化祭の紹介でしたー。」
という感じで60分。
工業高校らしく、元気溢れる先生たちでした。
説明の後は、実習棟の見学に回りましたが、そこでも各科の先生たちが元気に科の特徴などを説明してくれました。
結論、どの先生もとても元気でした!
工業高校に元気な生徒が多い訳だ。
モノづくりに興味がある、頭だけでなく手を動かしたい、ワイワイガヤガヤと学校生活を送りたい。
こんな子たちが行くととても充実した高校生活になりそう。
◆就職・進学について
近年、工業高校でも進学する割合が多くなってきている。
岡工では、進学42% / 就職58%だそう。
就職に関しては、さすがは創立123年の伝統校、県内外の大手企業から引っ張りだこ状態。
国立大学からもなかなか就職できないような企業への就職も可能だ。
よって、就職先に困るってことはなさそうだ。
一方、進学の話。
機械・電気・化学工学・土木科はほとんどの子が就職だが、
デザインは75%、建築は55%、情報技術は48%の子が進学を選ぶ。
進学先は、やはり私立大学、専門学校が多いが、岡山大学の工業推薦枠を使っての推薦進学を強く薦められていた。
岡山県全体で3名の枠があり、工業高校の生徒でその枠を競い合うそう。
昨年は岡工から1名、岡山大学教育学部へ進学していた。
ただし、条件があるそうで『大学卒業後は、岡山県内の工業高校で教員として働くこと』
こういった子がまた母校へ帰ってきて、専門科のおもしろ先生としてまた歴史を作っていくんだろうな。
また、今、数値データをまとめてみて分かったことだけど、デザイン、建築が進学するってのは、仕事をする上ではより深い知識やスキルが必要ということで進学はおおよそ理解できるが、
情報技術も48%進学。ここに着目した。
これ逆に言うと、高卒の時点で就職しても困らないし、進学してよりスキルをつけるも良い。って話で、
要は、入学時点で就職か進学か決まっていないが、工業高校へ行きたい。って子には最適な科なんじゃないか?
1つの高校の中に7つも科があれば、何科にしようかー。って悩むと思うが、こういった就職、進学の数字から読み取れる生徒の未来像も参考にしてほしい。
◆まとめ
うちの塾からも岡山工業を目指している子が何人かいるが、みな志望動機が明確かつ、早くから岡工へ行くと決めていた子ばかり。
それだけ魅力を感じさせられる高校であったことは間違いないと感じた。
同じ工業高校や、商業高校、もちろん普通科でも、学校の雰囲気が全く異なる。
やはり実際に足を運んで、生徒自身が少しでもピン!と来るポイントが多かった学校を選ぶのが間違いない。
明確な理由はいらない。
必ず将来の夢や、やりたいことがないといけないということはない。
が、必ずそのピン!ときた理由を言語化すること、それがその子の志望動機である。
それさえ心の中にできれば、中学3年間あれだけ嫌いだった勉強も見え方が変わり、あの高校に受かるために頑張る!!と急に燃えるように頑張り始める子も多い。
よって、やはり一番重要なのは、期限と目標設定。
なぜその高校へ行きたいか?が明確であれば明確であるほど、やる気の炎はでっかくなるし、少々点数が停滞しても消えることはない。
特別入試まで残り3ヶ月を切った。
絶対に後悔のないように勉強に取り組んでほしい。
今日は、ここまで!
ありがとうございました!