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優しい性

今回はいつものダイエット日記とはちょっと変わった記録です。性について書いてみようと思います。
ダイエットのきっかけは健康習慣の見直しでしたが、ダイエット中の食事やヨガを通して、自分の見た目と内臓と心の変化がありました。
自分の内面の女性性や性の気づきは大切なことなので、言葉にしておきたいなと思います。

ダイエットを始めてから、そろそろ1年になります。
「自己流ダイエットで自分を痛めつけないこと」を念頭において続けてきました。食事制限や強めの筋トレから、腸内環境を整えて消化に負担がかからない食べ方や、筋肉を動かして関節稼働域をひろげる運動にやり方が変わってきました。

ダイエットには効果が「すぐわかるもの」と「すぐにはわからないもの」の2種類があります。       今年4月頃からヨガをずっとやってきて、難易度低めのポーズはストレッチ体操と何が違うのかわからないけど、やってみて自分が心地よいなぁという感覚で毎日続けているうちに、少しずつじわじわとわかりだし「なんか感覚が変わってきたぞ?」となり、そして変化がわかるたびに、自分が今まで感じていた身体がほんの一面にすぎなかったことに気づきました。

10代のときは思春期で身体の方がどんどん成長して心が追いつかず、チグハグな身体と心をどうして良いのか戸惑っていました。
20代で何となく身体の成長が落ち着き、心もそれなりになり、平凡に30代を生き40代を暮らしてきました。身体のサイクルを、時にモヤモヤしながら、何年も何年も、身体の中で繰り返しました。
その間に、自分でも気がつかないうちに、今度は代謝がゆっくりになり、やがて更年期に近づく。
もちろん段階的に、時間の流れの中で自分の成長が落ち着き、緩やかに身体の衰えを発見していく。

ヨガを始めて少したったころ、自分の女性としての心と身体が性とが切り離せないものだったと、とても愛おしく感じられるようになりました。
自分でも驚き、ものすごく意外でした。
私自身、女性として生きてきて、仕事も女性の身体に触れることをしてきたのに、性についてはほとんど見当もつかなかったのです。
理解しようとしても、自分の内側にある性はわからないです。他の人の話を聞いてもさっぱりわけがわからない。それがある日を境に急に人生と重なってきました。わかってしまうと性を無視することなどできなくなりました。

性は考えたりわかろうとするよりも、自分の内側の声と思って気持ちを集中すると、感覚でわかります。

性は肌や五感と同じく潤うところ。
心地良さも不快も感じるところ。
自分の外側の世界とつながるところ。
かけがえのない「私」を感じて楽しむところ。
このままで良いこと。
心地良い方に身体を整えていけば良いこと。

生きにくさを感じる時、自身を失って真っ暗闇の中で絶望する時、「心地よく生きること」を性は教えてくれます。


今回は詢川華子さんの企画にも参加しています。良い機会をありがとうございます😊



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