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老い猫と生きる

ウチには猫が2匹いて、20歳と18歳になります。
20歳になる猫は名前を「ネロ」といいます。雑種のオスの黒猫です。

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「もう老衰だよ」と、1年前に腎機能が弱っていると動物病院の先生には言われてはいて、加齢によるものだから治療ではなくて、餌をシニア猫の腎臓ケア用に変えて対応してました。

このネロが、今年の始めから何となく調子が悪くて、弱ってきてる感じがあって様子を見ていたら、5月頃、食べれなくなってしまいました。

5月末に3日連日、食べた物も飲んだ水もみんな吐いてしまって、体重が3キロを切ってしまい、グッタリしてたので大急ぎで病院に連れて行きました。

その時は脱水症状をおこしていて、紙のようにヒラヒラに軽くなっちゃって、辛そうな姿のネロを「このまま失ってしまったら」と思うと涙が出てきました。

それから毎週通院して、輸液してもらって、抗生物質の注射してもらって、薬飲んで、やっと今週は食べ物を吐かなくなって体重も3.2キロに戻ってくれました。

老いた猫は、腎臓から弱ってきて老廃物を除去できなくなって栄養も摂れなくなってしまうそうで、1年前から「そろそろ腎機能が弱ってきてる」とは言われていたものの、「まだネロは元気だもんね」と思っていたから、ネロには苦しい思いさせてしまって、可哀想な事をしました。

弱っている間、頭を下げて丸くなって寝ているネロのそばに、もう1匹の猫がくっついているのを見て「動物って優しいなぁ」とまた泣いて。

だんだんと良くなってくると、ネロが横向きになって寝るようになって安心してまた泣いて。

ヨタヨタしながら膝に乗って甘えてくると「動物って死期が迫ると急に甘え出す」と誰かが言ってたことを思い出して「マサカ」と思ってしまったり…。



ネロが居なくなったらと思うだけで涙が出ていましたが、いつかはネロとの最後の日が来るんだろうなと、この数ヶ月で気持ちを切り替えました。

その日がいつなのか、あと何年も先かもしれないし、もっと短いかも知れない。

限られた時間の中で、ネロの時間は流れて行って、でも確実に「老い」と、その先の「死」という最後の大きなステージに取りかかろうとしているんだと考えると、ネロとの日々を大事にして、ネロが最後まで生き切ることに寄り添っていこうと思います。

これから定期的にnoteに書いていって「老い猫」ネロとの日々を大事に生きていこうと思ってます。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。











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