心とカラダ。生理とわたし。
詢川華子さんの呼びかけに、乗っかってみました。
わたし個人の生理の考え方です。
わたしの記憶だと生理って小学校低学年のころ、高学年のお姉さんが「女の子はお股から血が出てくるようになるんだよ。そしたら大人の女の人になるんだよ」と話してくれて、一体なぜお股から怪我もしてないのに血が出るのかさっぱりわからなかった。
自分が小学5年生頃、学年の女子だけを集めて保健の先生が生理とナプキンの使い方と生理中の過ごし方の話をしてくれた。なんとなく恥ずかしくて、クスクス笑いながら話を聞いていた。早く生理になりたいとは思わなかったけど、クラスには初潮を迎えた子も何人かいて、なんとなく大人になっていくんだなぁと感じていた。
中学生になって、保健体育の授業の時に、男女一緒に性教育のビデオを見た記憶がうっすらあるんだけど、思春期の第二次性徴で男女はこんなふうに身体特徴がありますって感じっだった。男の子も女の子も急に成長するのが見た目にわかる時期っだったので「そうなんだな」って変化は自然なことと受け入れられた。
高校生のときは、セックスすると妊娠するので避妊しましょう。とか、「妊娠したかもしれない」と思ったらすぐ相談しましょうみたいな話があって、私なんかはオクテだったので「いきなりもう妊娠って、いったいなぜ?」ってドキドキして恥ずかしかった。性感染症の話もあったかなぁ。急に生々しい内容だった。
生理の記憶を振り返ってみると学校の性教育って生理と妊娠と避妊と性病が一連で語られていることに気づいた。セックスってオッカナイ。イケナイコトって感じがうっすら植えつけられてしまった。
今わたしは、妊娠や性感染症の学習だけが性教育じゃないと良いなぁと考えている。
セックスの感染症リスクや妊娠する可能性のその前に、自分の身体と心をどう手当てするのかを教えて欲しかった。
具体的には膣周りの手入れの仕方、洗い方や保湿について。
浮き沈みしやすい感情との付き合い方について。
生理は身体が妊娠できる準備が整ってきましたよってことではあるけど、思春期は身体の中でホルモンバランスが不安定で、そうすんなりと大人になるわけではない。周りの女子は生理痛で悩んだり、感情の浮き沈みが激しい子もいて生理が始まった自分を持て余していた。生理になったことは面倒で厄介な身体になったという想いがなんとなくつきまっとっていた。
わたしはホルモンにハイジャックされて、カラダの言いなりになるのが女性の生理の当たり前じゃなく、経血を排泄してるだけが生理じゃないと思う。
わたしは生理には温もりがあって、湿っていて、繊細で、悦びもあると感じている。
生理は向き合い方によって、自分の心と身体をどう満たすかを知ることができるチャンスだと思う。カラダとココロが密接していて、女性は揺らぎがあって変化するのが当たり前だと感じている。
生理の最初の考え方は、自分自身を受け入れ、大切にしようと教えて欲しかった。
いつか好きな人ができた時に、その人を受け入れる準備をするのだよというメッセージがあると良いのに思う。
自分のカラダとココロを大切にして、その先に好きな人とのセックスを愉しんで良いんだよってメッセージが思春期にあったら良かったなと思う。
生理中はコンディションを整えて、気分を上げたり落ち着かせるサポートを周り求めていいんだよって教えてくれていたら良かったな思う。
そうしたら、自分に愛を注いだり、周りから愛が受け入ることがもっと自然にできるのにね。
今はフェムッテック商品が出てきて買いやすい環境になってきて性器のお手入れの仕方や、そのグッズもいろいろ出てきたし、生理中の女の子や女性に優しいものが多くなってきた。
少しずつ生理がタブーではなくなる社会になったらいいな。
生理を含めて自分のセクシャリティーを愛おしめる女の子と女性がふえたらいいな。
#優しい性2 #生理と私#フェムッテック#セクシャリティー
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