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新しい楽譜 (1月ピアノレッスン)

「にじ」の楽譜をここぴ先生が、アプリを使って綺麗に清書してくれました。
今回レッスンで、まっさらな楽譜を受け取った時のうやうやしい気持ったら!
「この曲と私は仲良くなるんだ♪」みたいな、良い友だちになる予感がしました。

早速、大まかに弾いてみて、1人でも自宅で練習ができるように、先生と確かめていって指番号をふりました。
新しい楽譜に、鉛筆で指番号を書き入れていったり、注意するところに印をつけたり、書き加えていく作業はとても楽しいです。曲がだんだん自分の曲になっていく喜びや心の高ぶり。体の内側からワクワクしてきます。

こうやって、自分の楽しみとしてピアノや曲に出会わせてくれる先生にも感謝。


🌈

「にじ」は卒園ソングで良く歌われるそうです。
歌詞の中に「きっと明日はいい天気」とあるから、送り出す先生たちも、「これから先いっぱい悲しいことや泣いちゃう事があるけど、きっと乗り越えてゆけるから大丈夫だからね。」っていう気持ちがこもっているんじゃないかと想像してます。

私にとっては「いい天気」は晴ればかりじゃなくても、曇り空でも雨や雪が降っていても、それはそれで「いい天気」。
自分の感情を天気と結びつけたり、気分を空模様で表現するよりも、晴れていても雨でも、その中で振り回されずニュートラルな気持ちでいられたらいいなと思います。

🌈

小学生の頃、音楽の時間に「ラデッキーマーチ」を習ったんです。


当時ウィーン少年合唱団の来日公演がテレビコマーシャルで放映されていて、「ラデッキーマーチ」を歌うシーンが数秒間流れていたのを何故だか小学生たちにウケて、学校中で話題になっていました。
少年たちのソプラノボイスが、今まで聞いたことのない透明感のある歌声だったのと、軽快なリズムにのって何やら不思議な言葉で歌っているのが楽しかったのでしょうね。小学生たちの間で流行って、みんながそれぞれ耳コピしたのを適当に歌っていました。

そのうちにクラスの誰かが「自分たちもアノ歌を歌ってみたい」と言い出して、「そうだ!歌いたい!歌いたい!」とみんなでキャッキャと大騒ぎになって、音楽の先生が、「ドイツ語だもん、難しいよ」と渋っていたけど、とうとう先生が折れて、歌うことになりました。子供たちからの熱意ある授業のリクエストに先生が応えた、といったエピソードも今思うと微笑ましいです。

先生が日本語の歌詞を見つけくれて、歌うのは日本語でしたが初めての外国語の歌。
ラデッキーマーチには『太陽のマーチ』というタイトルになっていて、歌詞の和訳を読んで「こうゆう歌を歌っていたんだ」と外国語の音と意味が繋がって感動したことを覚えています。

歌の始めはこうでした。

 どんな どんな 寒い日も
 どんな どんな 暑い日も
 空の上 太陽が ワハハハ と笑ってるのさ
 だから だから 僕たちも
 いつも いつも 負けないで
 空 見上げ 見上げ 元気に生きて行こう

その先もあるのですが、この部分だけは覚えていて、人生で気合がいる時によく口ずさんでいました。

歌のリズムとメロディが、沈みそうになる気持ちを奮い立たせてくれたり、足りない勇気を補っくれたり。笑顔になる気持ちを応援してくれたり。
アニソンにだったって良い歌があります。
「この歌のおかげで私くじけないでいられたんだな」、ということが幾たびあったかわかりません。

🌈

天気と気分は関係ないよーって書いたけど、振り返ってみるとそうでのなかったことに気がつきました。にじも太陽も天気に関わる言葉ですね。明るい気分をイメージします。
曇りや雨は苦しい気持ちや困ったことをイメージします。
「困難がある、だけど今に続くその先に、次元の違う何かがあるから乗り越えよう」、と歌詞の中の空や天を見上げるような言葉が、くじけない気持ちに転換してくれる。
私は、歌に励まされることが多いみたい。

そして「にじ」は希望の曲だと思います。

楽しく練習しつつ、ひとつは弾きながら自分の心がフラットでいられるために。
もうひとつは、家族の気持ちが明るく照らされて、元気になってくれると良いなと願いながら、この曲を練習していこう✨


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