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ピアノを聞いてもらう (教室の親睦会)
先月、レッスンの最後に先生から「ピアノとケーキとおしゃべり会」の案内を頂きました。クリスマスシーズンのひと時を教室に通っていらっしゃる皆さんと一緒に過ごしましょう、という親睦会です。
今年は参加してみようかな、と思ったので初参加をお願いしました。
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当日、教室の玄関前や室内にたくさんのクリスマスの飾り付けがしてあって、この日のための先生のおもてなしの心が溢れています。
午前と午後の部の2回あって、私は午後の部に参加でした。他の生徒さんたちは初対面の方たちでしたが、皆さんが笑顔で話しかけてくれて、すぐに仲間に迎えてもらえて、嬉しかったです。
発表の前に「緊張をほぐしましょう」と、先生の生ピアノの伴奏クリスマスソングを一緒に歌いました。(贅沢!)
曲は「赤鼻のトナカイ」。久々に声を出して歌っているうちに緊張もほぐれて、気分もだんだん楽しくなって来ました。声を合わせて歌うことで皆さんと、もっと打ち解けることができました。音楽のちからってほんとうに素晴らしい。
発表の順番はジャンケンで決めました。(私は4番でした。)
曲を弾く前に、自分の曲の紹介をして弾き始めます。
他の人はピアノの周りに配置した椅子とソファとに腰掛けて、心を込めて他の方の演奏を聞きます。
私は、先月合格した曲と、「いとしのボニー」の連弾曲を先生と弾きました。
レッスンと違うのは、先生以外の方に「聞いて下さい」という気持ちで弾くことでした。アットホームな雰囲気だったので、人に聞いてもらう緊張感よりも、安心感に包まれて仲間たちと一緒にピアノ時間を楽しく過ごした感じが大きかったです。
積極的に知らない人の前で弾く勇気は無いけど、仲間の前で精一杯の演奏を聴いてもらうことは音楽の楽しさをシェアできる嬉しい体験でした。
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真剣にピアノを弾いた後は、リラックスしてケーキとおしゃべりを楽しみました。
私よりずっと年齢が上で、レッスンしているキャリアも私より何十年も長い方たちから
「あなた良いわね〜、まだまだたくさんピアノを楽しめる時間があるのね」
と言われて、自分の未熟を嘆いていたけれど、この先たくさんピアノを楽しむ時間があることに気がつきました。
「人生、思いもよらぬことなんか、たくさんあるんだから」
「私なんて80才だけどけどピアノ弾いてるのが楽しいの」
「いつまで経っても人の前で弾くのって緊張しちゃう。けど失敗を気にしなくなったら図々しくなった証拠でしょう。まだドキドキしちゃうのは初々しいってことよ」
などと私の母親世代やもう少し年上の方が、キャッキャしてる様子がとてもチャーミングで、なんかもう、そばにいて聞いてるだけでキュンとしてしまいます。
そして
「歳だからって年齢を理由に諦めないで、大丈夫。」
「今日弾けたところが一晩寝たら、スッカリ忘れているけど大丈夫。」
と話している内容に耳を傾けながら、自分の大好きなピアノを弾ける喜びを知っていて、幾つになっても好きな曲にチャレンジする姿って素敵だなって思いました。
生涯現役で楽しむピアノの向き合い方に元気をもらいました。
幸せなクリスマスをお過ごしください🎄