個人的好きなボカロ曲まとめ
ピノキオピー - アップルドットコム feat. 初音ミク / Apple dot com
ボカロ好きで知らない人はいないピノキオピーさんであるが、アップルドットコムは初めて聴く人も多いのではないだろうか。
ピノキオピーさんといえば言語化できないような社会の生きづらさを音楽に乗せることが多い。その反面、気軽に生きていこうよというスタンスを歌ってる曲も多い。この曲は後者の色が強い。
”にっこり顔に刺さってるダーツ”という歌詞がとても面白く、あまりなさそうなシチュエーションゆえに笑ってしまう。歌詞の音とリズムがとにかく気持ちいい。思わず口ずさみたくなる曲である。
ピノキオピー - ノンブレス・オブリージュ feat. 初音ミク / Non-breath oblige
葛藤する人々に投げかける曲。ピノキオピー哲学を体現した曲である。他に生かされているような煩わしい言語化しがたい生きづらさを歌っている。自由に生きているように錯覚しているだけで、なぜか私たちは強制という義務に生かされている。価値観が押し付け合われ、反旗を翻そうとすると押し付けられる世界というのを息が詰まるというシンプルな表現に落とし込んでいる。それを息が詰まらないはずの初音ミクに歌わせるというのも深い。
それぞれの好きが守られた結果、息ができる世界が実現するだろう。
きゅうくらりん / いよわ feat.可不(Kyu-kurarin / Iyowa feat.Kafu)
この曲はとにかく衝撃を受けた。ボカロでこの表現はできるのかと。いよわさんはその当時、そこそこ人気ではあったが、きゅうくらりんがリリースされたときは、これはもっと人気が出るなと確信した曲であった。
きゅうくらりんは女性の精神が不安定な部分を体現した曲である。ストレートな表現で言うならメンヘラである。いつからこの概念が登場したかは知らないが、恋する女子はたぶんメンヘラ率が高い。現代ならではの可愛さとメンヘラさが共存する曲となっている。
随時追加予定