花々の季節に
花々がたくさん咲く良い季節です。
私は目のかゆみと鼻水には日々苦しめられていますが、相変わらず、休日には少し長めの散歩をしながら花の写真を撮ったりしています。
春の花の代表といえば、やはり桜ですよね。
私の定番の桜見物の場所は善福寺川です。
川の両岸には長く遊歩道が続いていて、それに沿って桜が植わっているのです。だから、この季節になると遊歩道は桜のトンネルになり、舞い散る花びらや川面を流れる花びらとも相まって、辺り一面が桜色に包まれて、とても綺麗なのです。
少し距離はありますが我が家から徒歩で行ける場所なので、ここの桜は、節目となるこの季節の私達家族のワンシーンを飾って来てくれました。
独身時代、時々一緒に羽目を外していた飲み仲間と花見をしたのがこの場所を知ったきっかけだったのですが、その後その仲間たちとこの場所を訪れることはなく、私だけのお気に入りの散歩コースになっていきました。
やがて家内と二人で歩くようになり、大きくなったお腹をさすりながらまだお腹にいる娘に家内が話し掛けていたことや、よちよち歩きの娘とゆっくり歩いたこと、娘が自転車に乗るようになり家族三人で縦に並んで走りながら、大きくなったなと後ろ姿を眺めたことなど、そんな多くの思い出のシーンに善福寺川の満開の桜は華やかな彩を添えて来てくれたのです。
そして、桜の枝に手を伸ばす家内と娘を見ながら、もう背も変わらなくなってきたなと思っていたのも束の間、気が付いたら、娘はもう社会人になっていました。
特に私から何を言うまでもなく、小さな挫折をしたりしながら、悔しさから学びを得て、娘なりの挑戦をしているようです。有難いなと思います。
今までも大したことはしてこなかったので何も偉そうなことは言えませんが、いよいよ親としての仕事は祈ることぐらいのような気がします。
これからは、また家内と二人で、そんな祈りの気持ちを温め合いながら桜の下をゆったりと歩いていければいいな…
なんて思って…、
いたりもします…、が、、
いやいやいやいや、こんなにすんなり落ち着くような私ではありません!(笑)
私には、まだまだやりたいことや挑戦したいことが山ほどあるのです!
だから、親としての仕事が一段落したのであれば、これからは、娘とはライバルです!
さぁ、娘よ、どちらのほうが人生楽しめるか競争だ。
分かっているとは思うが、かなり手強いぞ。