2019.3.26(火) POLYPLUS - The Celebration of "JAZZ JAPAN AWARD"
みなとみらい線の馬車道駅を降りて海の方へ向かって急いで歩く。
運河に架かる橋を渡って、左手に横浜ランドマークタワーと遊園地の観覧車の明かりを見ながら、ワールドポーターズのある交差点を右折。
すると、遠くにレトロなレンガの建物が見えてくる。
行き先は横浜の赤レンガ倉庫にある、Motion Blue Yokohama。
今月、この景色を見ながら、この道を急ぎ足で歩くのは実に3回目なのだ。
もちろん大好きな場所でもあり、大好きな音楽を聴くために通っているので、ワクワクしかないのだけれど、それにしても……
行き過ぎ。
先々週はJABBERLOOPの「ジャズ目線2」のリリースツアー、先週は木村イオリさんのソロピアノ、そして今回はJAZZ JAPAN AWARDの新人賞受賞記念ライブのPOLYPLUS。
最近、みんなしてMotion Blueでライブやるの何で? ってくらい、観たい人が次々と出演するので嬉しかったり、困りものだと思ったり。
Motion Blueからオファーが増えているということは、やっぱり、こっちのジャンルやバンドへの注目度が上がってきているということなんですかね?
POLYPLUSというバンドは、CRCK/LCKSと似ていて、それぞれのメンバーはメインで活動しているバンドを持っていて、それとは別に集まって活動しているんですね。
そういうオールスター的なバンドって、何が面白いかって、メインのバンドとはまた違う顔が見られるところなのかなと思います。
バンドには良くも悪くも色があるので、そこから離れて別のプレイヤーとバンドを組むと、まったく別の色の演奏が聴けたりして楽しいんです。
ま、一流のトップミュージシャンが集まっているわけで、絶対に間違いなく楽しいし、お得感があるというのもありますけどね。
POLYPLUSを初めて知ったのは、たぶん2年ほど前で、活動を本格化させるちょっと前くらいだったんじゃないかなと思います。
なんで今まで知らなかったんだ!? ってくらい衝撃を受けて、以来東京近辺でライブがあるとほぼ必ず行っているくらい大好きなバンドです。
最後にプレイリストを貼っておきますが、けっこう激しい音楽でいつもはスタンディングのライブハウスでお客を沸かせているのです。
でも、今回はシッティングスタイルで、お酒や食事と一緒に楽しむタイプのお店でのライブなので、いつもとは雰囲気が違います。
それでもすごい演奏を聴かせてくれるだろうと期待して行きましたが、期待のさらに上をいく素晴らしさでした。
MCでメンバーも言っていたけれど、セッションバンドなので、プレイヤー全員のソロや掛け合いが見どころ、聴かせどころなんですね。
そこがシッティングスタイルでは、ハマるというか、じっくりとソロプレイを堪能できるのはすごい良かったです。
ジャズを聴き慣れている人はわかると思うんですけど、そろそろ次の区切りでソロ終わってテーマに戻るか、別のプレイヤーにソロ渡すかな、というのがわかってきます。
で、今回はいつもだったらこれくらいでソロ終わりかな、と思ったところからさらに行く、まだ行くみたいなのが何度もあって、聴きごたえ満点でした。
曲数としては多くないんですけど、たっぷり聴けて大満足でした。
CDを聴いて好きだなと思ったら、ぜひライブに足を運ぶことをお勧めします。
ライブだと全然違うバンドだから。
個人的には「ppps」からの「wake me up」の流れが大好きすぎて、シャッフルして聴けません。
ライブでも必ずこの流れで演奏してくれるし、毎回この「wake me up」のギターのイントロからのピアノにゾクゾクしてしまいます。
Motion Blueは演奏中撮影不可なんですが、アンコールの後に撮影タイムを作ってくれましたので、記念に一枚。