Zeiss Batis 40mm F2 CFにピッタリなフィルターをご紹介!
こんにちは。
先日、Batis 2/40 CFと一緒にとあるフィルターを購入したのでそちらをレビューします。そのフィルターとは、tokyo grapherさんのOPF-650Lというフィルター。
1.OPFフィルターとは?
公式ホームページによると、
『高性能レンズのシャープな描写を保ちながら、光の描き方や色味で映画のシーンの様な写真・動画をを撮る事が出来ます。
OPF独自の高精度特殊ガラスで光源の輪郭に自然な滲みと、高度な表面コーティング処理での誘電体多層膜による光の入る角度で色の変化が、画角外の光の様子をも感じさせ、デジタル処理では出すことの出来ない、自然で深みのある表現を実現が可能となります。
OPFはこれまでにない新しいタイプのカメラレンズ用フィルターです。』
とのことです。
2.各シリーズ
このOPFシリーズには、480s、480L、550L、650Lがあるそうです。(記事執筆時)OPF-650Lしか使ったことがないので、今回はそちらをレビューしていきます!
3.Batis 2/40 CFとOPF-650Lで撮った作例
言葉よりも作例を見てもらった方がbatisとの相性の良さがわかると思うので、作例を載せていきます!全てjpegで撮って出しです。ボディはsony a6400を使っているので35mm換算60mmの写真としてご覧ください。
この写真は昼の12時前後に撮影したので、太陽は南から差し込む順光で撮影しています。お馬さんの頭のあたりが良い風にミストがかっています。
この写真は、和歌山県田辺市本宮町で撮影しました。Batisの解像力を残しつつ、ボケがきれいに出ています。このフィルターを付けると、とろけるようなボケに、きれいになる気がします。
この写真、どうでしょう?私の中でかなりの自信作です(笑)
桜を撮っていたら良い風が吹いてきたので散る桜を収めたく、絞って連写しました。OPF-650Lフィルターのおかげで神秘的な写りになっています。
私は、カメラをやっていると同時に、趣味の延長線上で日本全国を周っていて現在、41都道府県に行きました。この写真の撮影地の道の駅奥熊野古道ほんぐうは、熊野本宮大社から車で10分ほどで行けますが、地元の商品が多く気に入っているのでとてもおススメです!(また別記事で紹介予定です。)
この写真は、sony acafeの桜フォトコンテストに応募する作品を撮る為に撮影したときの1枚です。OPFフィルターのおかげで柔らかい暖色の色味になっています。この写真からは想像できませんが、実は、この日土砂降りでした💦 大雨の中、傘をさして撮影しました。
今まで、暖色寄りの作例ばかりだったのでZeissレンズの得意とするシックで暗めの作例も。この写真は、F8あたりまで思いっ切り絞って撮影しました。
4.なぜOPF-650Lを購入したのか。
私は、いつも、レンズの性能を最大限引き出すためにあえてレンズフィルターを付けずに撮影しています。しかし、敢えてこのフィルターを購入したかと言うと、『オールドレンズのような色味を出したい』からなんです。
私は、昼より夜撮影することが多い上に、元々Cinematic Vlogなど動画を撮影することがメインだったのでsonyのカメラを選びましたが、写真のことを言うと、富士フィルムのあのレトロチックな色味がとても大好きです。
sonyのカメラでフィルムの色味を表現する方法としては、
・Helios 55mmやアポランターのようなオールドレンズをM42アダプターでつける方法。(しかし、これはお金がそこそこかかる)
・RAW現像してレタッチをする。(編集に時間がかかる)
の方法がありますがどちらもデメリットがそこそこ大きい。
そこでYouTubeやネットを探して見つけ出したのがこのフィルターです。
5.使用の感想
・レンズの描写性能を落とさず撮影できる
NDフィルターやミストフィルターにあるあるなのが、フィルターのせいでAF性能や色味に問題が起こるという点ですがこのフィルターはそれが皆無です。確かに、フレアは出ますが、フィルムチックな写りを売りにしているのでむしろ出てくれた方がありがたいです。
・ボケがきれいになる気がする
作例でも書いた通り、このフィルターを使うことでとろボケになる気がします。Batis 2/40のボケはそのままだと若干ざわつくボケになりますが、このフィルターだと、まるでSonnar-T FE55mm F1.8 Zeissのような美しいボケになる気がします。
・レンズフード装着可能
OPFフィルターは、レンズに装着したままでも、フードをつけることができます。また、このフィルターは2枚付もできるので、例えば、OPF-650Lの上に他のフィルターを付けることもできます。
・値段が高い
このフィルターの弱点の1つが、値段が高いことです。Batis 2/40はフィルター径が67mmなのですが、OPF-650Lの67mmは、9,400円もします。ミストフィルターに1万円近くというのは、少し躊躇するかもしれません。私も、もし半額なら他のシリーズとまとめ買いするのにと思います。
・購入手段が少ない
このフィルターはまだ知名度がそこまでなく、楽天市場やAmazonでは購入することができません。tokyo grapher(【公式】TOKYO GRAPHER Official Site – tokyo grapher (tokyo-grapher.com) )の公式ホームページのみで購入できます。もちろん、ヨドバシカメラやカメラのキタムラにも置いていなく、私の周りでこのフィルターを知っている人はいませんでした。
6.まとめ
個人的には、最高のレンズフィルターです。他社のレンズフィルターを試しに使ったこともありますが、このフィルターは9400円出す価値があると思います。値段がもう少し安ければ、ケンコーのブラックミストNo.5と同じくらいの大ヒット商品になるのでは?と思います。
今では、Batis 2/40 CFにつけっぱなしで撮影しています。
今後購入予定のレンズ(SEL24F14GM、Batis 85mm、Sigma 65mm、SEL70200GM2)でも使っていこうと思います!
ここまでご覧いただきありがとうございました。