Sigma製レンズとのきっかけ
さて、今回は、私が純正でなく、Sigma製のレンズを使用している理由と出会ったきっかけについて話していこうと思います。
1.Sigma 16mm F1.4 DG DN Contemporary
私が、カメラを始めた2020年夏、キットレンズの次に購入したのが、このSigma 16mm F1.4 DG DN Contemporaryです。初めての単焦点レンズでもあります。
当時は、”GMレンズに匹敵する”、とかネット界隈で軒並み評判が良かったので購入しました。しかし、使用してみて1日で手放すことになりました。
その理由は、夜間撮影を開放F1.4で行った際、中央から隅にいくにかけて色ムラが発生しました。もちろんフィルターはつけていません。
また、色味があまり好きではないということで早急に手放しました。
その後、Zeissと出会い、Zeissメインのレンズ構成で今に至りますが、Zeissとの出会いはまた別の記事で。
このSigmaレンズを手にした後は、Sigmaレンズ自体にあまり興味がなくなりました。万人受けするレンズでも私には合わなかったです。
2.Sigma 85mm F1.4 DG DN ART
このレンズも理由があり、すでに売却したレンズですが、描写力自体は1級品でフルサイズ以降後に改めて購入検討したいレンズでもあります。
(ただ、中望遠単焦点はZeiss planar 85mm F1.4 ZE、SEL90M28Gといった魅力的なレンズの宝庫なのでかなり悩みそうです、、、)
Sigma 85mmを購入したきっかけは、SEL90M28Gを中望遠運用したことがあったのですが、フルサイズ換算135mmだと若干狭いと感じたこと、85mmのフルサイズ換算127mmがちょうどいい画角で90mmの方はF2.8と暗いのが難点でこちらを選択しました。
このレンズの大好きなところは、優秀な描写性能に加え、厳しい環境下でもパープルフリンジが一切出ない、F2.8まで絞るとすばらしい描写性能になることです。また、AFが純正より精度が高く、速く決まることも好感が持てます。このレンズは開放撮影よりも、絞るとよりいいレンズです。
下の写真は鳥が飛んできたので、動体撮影を行いました。ボディがa6400なので若干ピント面の解像感が悪いことはありますが、AEL(フォーカスフォールド)ボタンがレンズ側に搭載されているので瞬時にピント合わせを行えます。過酷な環境下でも使いやすく設計されています。
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このレンズを手放した理由は、135mm域をapscカメラではあまり使わない(出番が少ない)上に、狭く寄れないので構図が限定されてしまいます。そのため、そのうち飽きる可能性が高いなと。。。
そして、APSCカメラには重くて大きすぎるのも難点でした。
しかし、Sigma 16mmを手にしたときの印象とは取って代わり、SigmaのARTシリーズの本気度、最高品質を手にして、このレンズは1味違うぞと実感した経験でもありました。
このレンズ自体は、そこまで高くない部類のレンズなのでフルサイズのa7IV購入時に同時購入したいと考えています。
フルサイズにこの大きさのレンズなら何とか許容範囲内なうえに、出番も多いかと思います。
Sigma 85mm F1.4 DG DN artについての記事は他にもあるのでぜひご覧ください。
3.Sigma 65mm F2 DG DN Contemporary
さあ!来ました。私の愛用レンズ×私の使用レンズの中でTOP5に入るお気に入りレンズの登場です。
このレンズを購入したきっかけは、Sigma 85mm F1.4の代わりとなる、「もう少し軽くて」「描写性能が同等レベルで」「POV street photographyに使える」レンズが欲しい、この条件を満たしてくれるレンズで探していました。候補としては、Batis 1.8/85、SEL55F18ZとこのSigmaのレンズ。
※Sigma 90mm F2.8 DG DNは、F2.8のため候補から除外しました。
各レンズを比べたところ、
Batis 1.8/85は個体差で描写性能に違いがあることが判明した上、描写性能として歪曲補正をかけているにも関わらず強い、それも縦の糸巻型収差が起こり使い物にならないので却下。
SEL55F18Zは、名レンズですが、最短撮影距離がSigma65mmと同じなのでSigmaの方がより大きく写せるので候補から除外。
そして、近くの中古ショップでこのレンズの新品未使用品が6万円で売られていたので即購入を決意しました。
結論から言うと、このレンズは名レンズです!
まず、この作例(↑)でわかる通り、とにかく金属の質感がしっかり表現されています。また、フィルムチックな写真にも向いていてレタッチしやすいです。
確かに、パープルフリンジはSigma85mmのように攻めた構図では少し出ますが、通常使用範囲内では全く問題ありません。
歪曲も補正をかければほぼ皆無ですし、Sigma 85mm F1.4 DG DNと互角と言っても過言でないほどの描写力を誇ります。
しかし、敢えて言うなら、絞り羽の音が静寂環境下で聞こえる、夜間動画撮影時のAFが迷いまくる、F4まで絞ってもSigma 85mmほどの描写力にはならない、という点でSigam 85mmに少し劣るかなという程度です。
※攻めた構図というのは、夕日の時間に鉄橋をガラス越しに撮影したり、電線だけを撮影したりということです。ちなみに、木の枝くらいではフリンジは見受けられませんでした。
ピント面、ボケ味も問題なく素晴らしい描写力で、色乗りのすばらしさはBaits 2/40と同じく、ファインダーをのぞいた瞬間、胸が高鳴るあの感じともいいましょうか、直感的に「このレンズはすごいぞ」と思わせてくれるレンズです。POV street photographyにももちろん使えます!
APS-Cなら97mmレンズとして使えるのでより向いています。
⇓この動画は海外のクリエイターさんが実際にPOV street photographyでSigma 65mm F2 DG DNを使っている動画です。
軽量コンパクトで持ち運びに苦労しない、使いやすい設計、素晴らしい描写性能、でもってあの安さということで買って損しないコスパ最強レンズTOP3に入ります。
Sigma 65mm F2 DG DNについてはこちらの記事でも書いているのでぜひご覧ください。
4.Sigma 24mm F2 DG DN Contemporary
先月の宮崎県でのPR動画撮影でレンタルして実戦投入したレンズです。
このレンズとの出会いはとても単純で、広角単焦点レンズを決めるにあたり、順番にレンタルして使ってみようという単純な動機からです。
かといって、広角24mm域のレンズはたくさんあり過ぎるので、Sigma 24mm F2 DG DN、SEL24F14GM、Batis 2/25の3本に絞ってです。
次回、Batis 2/25を試すので、まだ購入確定というわけではありません。
このレンズで撮影した作例はこちらです⇓
いかがででしょうか?
このSigma 24mm F2はSigma 65mmと同程度の値段で手に入りますが、この描写力!もう、従来のContemporaryとは思えないくらいのすばらしい写りをしています。確かに、色が濃い箇所の黒つぶれ、光を用いた明暗描写が少し苦手ではありますが、値段のことを考えれば致し方無いのかなとも思えてきます。
このレンズを使ってみてから、2年前手に取ったSigma 16mm F1.4のあの印象はもうほぼないです。
いつのまにSigmaが路線変更したのか、良い色味かつ、個性豊かな描写力のあるレンズをお手頃価格で出すメーカーと私の中では位置付けています。
5.Sigma 16-28mm F2.8 DG DN Contemporary
先日、こちらの記事でも紹介した通り、
新たに広角ズームレンズのポジションでSigmaのContemporaryレンズを仲間に加えることが決まりました。
今にも懐かしい、私が、沖縄へ弾丸旅行に行っていて、夜遅く国際通りの市場で名物料理を食べながらこのレンズ発表を見るという想い出深い出来事がありました。その時からずっとこのレンズは狙っており、
来月、再び動画撮影の用事があり、県外へ行くので、タイミング的には今がベストだと考え購入しました。
また、今後のレンズ構成の予定としては、
広角ズーム:Sigma 16-28mm F2.8 DG DN
広角単焦点;Batis 2/25(予定)
標準単焦点:Batis 2/40 CF
中望遠単焦点:Sigma 65mm F2 DG DN
望遠ズーム:SEL70200GM II
望遠単焦点;Sigma 85mm F1.4 DG DN ART or Zeiss planar 85mm F1.4 ZE(予定)
で行こうかなと考えています。
SigmaとZeissで半々に分かれて、純正はGMの1本だけという何とも言えない構成ですが(笑)。。。
色味的には純正よりもSigmaとZeissの方が好きなので。純正レンズの良さについては、後日記事を出します。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。