POV street photography in 名古屋 by Sigma 65mm F2 DG DN
こんにちは。
久しぶりの投稿ですが、今回は、Sigma 65mm F2を使って名古屋の街をstreet photoしたので、このレンズのレビューを兼ねて書きます。
夜間作例もあるので、「こんな感じに写るのか」と参考になれば幸いです。
1.設定
まずは今回の機材から。
ボディはsony α6400。そのため、97mm付近の画角です。
夜間作例は、ISO 800~2500で撮影。レタッチでノイズを抑えています。
RAW現像後、SONY Imaging Edgeでレタッチを加えています。
一部作例で、東京グラファーさんのOPF-650Lをつけています。
それでは、さっそく見ていきましょう。
2.作例
夕刻の1枚。17時過ぎに撮影しました。いい色を出してくれています。
このレンズはどうやら、夕日の時間帯に強いレンズなようです。
アニメに出てきそうな感じでレタッチしてみました。
Sigma 65mm F2はどちらかと言うと、「懐かしみのある色」「生々しい色」だとレタッチしやすい傾向です。緑色の発色がいいレンズかなと感じます。
通常のレンズで撮影し、緑色のトーンカーブをいじると、濃く黄緑色になるor 青がない暗めの緑色になりがちですが、このレンズだと、青色の良さを生かした緑色になってくれるのでとても色が出しやすいです。
名古屋駅を歩いていると、偶然、飛行機が通過したのでパシャと撮りました。ただ、65mmなので、そこまではっきり写っていません。
これは、失敗例です(笑)
あと、このレンズの注意点として、青色のトーンカーブをアンダーにし過ぎるとすぐパープルフリンジが発生します。なので、レタッチの際は注意です。
高層ビルに囲まれ、中間にカラオケの建物。構図がピントきて、撮りました。レタッチでは周囲をアンダーにして、中央が目立つようにしました。
もともと、F4で撮影したんですが少し明るかったです。
続けて3枚を上げました。
Sigma 65mm F2の特徴として、金属の生々しい写りが最高!なんです。
この3枚、レタッチほぼしていません。青色のトーンカーブをほんの少しアンダーにした程度です。
このレンズ問わず、いいレンズの特徴は『絞ると生々しい写りをしてくれる』レンズだと個人的に思います。Batis 2/40もSigma 85mm F1.4 DG DNもF2.8~F4にするととんでもない描写力になります。
今度、東京に行く用事があるので、東京国際フォーラムのあの金属の柱を撮影するの楽しみです。
東京グラファーさんのフィルターを使用した例です。
このフィルターの問題なのかわかりませんが、都会で使う分には、夜はレンズフィルターない方が写りがいい気がします。
これ、言い忘れましたが、Sigma 65mm F2の良い所2つとして、
・ほぼ中望遠レンズなのに、威圧感ゼロ
・目で見たままの写真が出てくる。
ということがあります。
中望遠レンズで写りの良いものは、大体、バカでかくて威圧感があり目立つのですが、このレンズ、コンパクトなおかげでそこまで威圧感ありません。Street phtoをしていて、威圧感がないのは大切なことです。
なので、Sigma 85mm F1.4 DG DNはもう使わないかもです。最近思うのが、SEL70200GM IIはインナーズームなので、そっちの方がSigma 85mm DG DNより目立たない気がするんです。
2つ目のことは、正直意外でした。97mmはもっと遠くのイメージがあったのですが、目で見たままの自然な写真が出てきます。標準域の40mm~50mmレンズよりこちらの方が使いやすいです。
私は、今まで35mm、50mm単焦点というものを使ったことがありません。
なぜかというと、他人と同じ過ぎて(スタンダードな画角過ぎて)飽きる気がするんですよね。はじめは、単純な理由で始めましたが、最近は、せっかく撮るなら、個性あふれるレンズでその性能を活かして人と違うものを撮りたい、と思う気持ちが強いです。なので、Batis 40mmも好きです。
レンズ選びをする際にも、数値的スペックはそこまで気にしていません。それよりも、『いかに、そのままの色を出してくれるか』『ファインダーを見たときドキドキするか』『今もっているレンズの性格を潰さないか』を見ています。すみません、話が脱線しました。
たまたま、通りがかった市バスをパシャり。
やはり、金属の写りがいいですね。
ちなみに、名古屋市営バスは、『前から乗って後ろから降りる』(例外あり)、『1乗車210円』です。旅で全国に行くと、後ろから乗車して、降りるときに運賃を払うバスが大半でした。
3.最後に
今回の記事は、かなり話が脱線しましたが(笑)、Sigma 65mm F2 DG DNは優秀なレンズでStreet photoも撮れます。
大体の使用感はわかってきましたが、撮れば撮るほどハマるレンズです。
以前、SIGMA広報部さんがこのレンズの記事でデメリットとして「やみつきになる」と表現していましたが、それはホントです。かなりハマります。
現状、Batis 2/40より稼働率がはるかに高いです。
このレンズは、フィルターをつけるより、Jpeg撮って出しの方がむしろレンズの性能活かせるのでは?とも思います。
今度、九州と東京にこのレンズを連れて行くので、本格的なド田舎&夜の浅草撮影をしてから、徹底レビューしたいと思います。
あ、ちなみになんですが、浅草は撮影にもってこいの環境です。
浅草商店街が暖色、お隣のスカイツリーは寒色の雰囲気なのでレンズの性能見やすいです。あとは、高円寺や自由ヶ丘もレンズ性能を見に、よく訪れます。
最後までご覧いただきありがとうございました。