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【レースレポート】2024ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム
■J:COM presents 2024 ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム
開催日:11月2日(土)
会場:さいたま新都心駅周辺
出走者:藤田涼平、吉岡直哉、鈴木道也、重田倫一郎(さいたま佐渡サンブレイブとして)
小泉響貴(スペシャルチームジャパン for さいたまとして)
世界トップライダーが集う「J:COM presents 2024 ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」。サンブレイブはホームチームとして臨む大会だ。
サンブレイブチームからは藤田涼平、吉岡直哉、鈴木道也、重田倫一郎が出走。また、先日退団が発表された小泉響貴は、「スペシャルチームジャパン for さいたま」の一員として走ることになった。
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あいにくの雨ではあったが、このビッグレースに多くの観客が駆け付けた。会場から離れた場所にいてもその声援が聞こえるほど。また、サンブレイブはサイクルフェスタでブース出展を行い、チームをPRした。
■チームタイムトライアル
チームタイムトライアルは、1チーム3名、もしくは4名で出走し、3.2kmのコースを走行。2番目にフィニッシュラインを通過した選手のタイムが採用される。
出場は国内8チーム、海外6チームの全14チーム。サンブレイブはトップバッターで出走した。結果は4分29秒でターゲットタイムを作るが、直後に出走したシマノレーシングが18秒上回る。その後もシマノのタイムを上回るチームは出ず、優勝を飾った。
サンブレイブは6位、また、小泉が所属するスペシャルチームジャパン for さいたまが、シマノから7秒遅れで3位に入った。
《リザルト》
1位 シマノレーシングチーム 4'11"64
2位 バーレーン・ヴィクトリアス +05"
3位 スペシャルチームジャパンforさいたま +07"
6位 さいたま佐渡サンブレイブ +18"
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■クリテリウムメインレース
クリテリウムメインレースは、1周約3.6kmのコースを17周走るコースレイアウト。ニュートラルスタートは、年間さまざまなイベントやライブが行われているさいたまスーパーアリーナ。その後、さいたま新都心駅やコクーンシティ周辺を通る、特別感のあるコースとなっている。
アクチュアルスタート後、飛び出したのは3人。その中には地元の藤田も含まれていた。
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しかし、その後吸収され、ロマン・バルデ選手や畑中勇介選手を含む5名、ジョン・デゲンコルプ選手やバルデ選手、岡篤志選手、孫崎大樹選手を含む8名など、逃げては吸収が繰り返された。
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終盤、決定的な動きとなったのは最後のポイント賞通過後。新城幸也選手、プリモシュ・ログリッチ選手、バルデ選手の3人が抜け出す。その後、バルデ選手はドロップし、新城選手とログリッチ選手の2人に。さらにラスト1周でログリッチ選手が先行し独走勝利を狙う。しかし、後方はそれを許さず最後はスプリント争いに。ビニヤム・ギルマイ選手がフィニッシュラインをトップで通過した。
地元サンブレイブ勢のトップは、鈴木選手の23位だった。
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《リザルト》
1位 ビニヤム・ギルマイ 1'35'09"
2位 プリモシュ・ログリッチ +00"
3位 マーク・カヴェンディッシュ +00"
23位 鈴木道也 +14"
39位 藤田涼平 +14"
41位 小泉響貴 +14"
43位 重田倫一郎 +5'57
DNF 吉岡直哉
藤田涼平選手コメント
「さいたまクリテリウムは、アマチュア枠も含めると4回目、3年連続の出場だった。今回、はじめてチームとしての参加でなんとか爪痕を残そうと思っていた。チームとしては逃げに乗る目標もあったので、スタートアタックで逃げに乗れたのはよかった。雨の中で安全に走ることはできたが、最後は寒さで脚が動かず過酷なレースだった。ただ雨にも関わらずたくさんのお客さんがいて楽しいレースだった。今年は運営の仕事も多く練習が中々できていなかった。今年、最初で最後のレースだったか完走できてよかった。」
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鈴木道也選手コメント
「正直つらかったが、全員が憧れの選手でより力が湧いてきて、いつも以上によく走れたと思う。(チーム内最上位だったことについて)シーズンは途中で終わってしまった(石川ロードレース・クリテリウムでのレースが中止になったため)が練習を続けてきたのでゴールできたと思う。来年に向けてオフシーズンをしっかり過ごして頑張っていきたい。」
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