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【出展レポート】SPORTEC 2024! 肌で感じた旺盛なAI需要

Sunbearsは7月16日から18日まで東京ビッグサイトで開催された日本最大のスポーツ展示会『SPORTEC 2024』(スポルテック)に出展しました! 昨年に続き二度目の出展です。

開催期間中に当社のブースにお立ち寄りいただいた皆様、本当にありがとうございます。この場を借りて、改めて御礼申し上げます。

今回、東京本社のマーケティングチームからアムリタと直人、インターン生の哲矢が初参加したほか、2名が応援参加しました。その報告を基に、出展レポートとしてお伝えします。


圧倒的スケールの展示会

SPORTECはスポーツや健康産業に関わる企業や自治体、大学や研究所などが一同に会する展示会で、出展者数は国内外合わせて約600社以上、来場者数約4万人、講演会やセミナー数約90と、スポーツ関連の展示会では日本最大級を誇ります。

【SPORTEC 2024】
開催日程:2024年7月16日~18日
場所:東京ビッグサイト 東展示棟
来場者数:37,611人
出展者数:約630社
URL:sports-st.com

出所:SPORTEC

スポーツ・健康産業はすそ野がとても広く、例えばスポーツなら道具やウェア、施設、サービス、食品、飲料から、医療やスポーツサイエンス、スポーツテクノロジー、イベント、ツーリズム、施設運営まで、多岐に渡ります。拡大するこの業界の、最先端技術やトレンド、最新情報の収集、あるいはビジネス拡大に向けた商談や人脈構築ができる絶好の場がSPORTECです。

会場内は広々

初参加したアムリタは、「一つ屋根の下、さまざまな企業やアイデア、商品が一同に会して展示されているSPORTECのスケールは圧倒的だった」「また、台湾エリアなど国別のセクションもあり、国際色豊かなイベントだった」とその印象を語ってくれました。

同じく初参加の直人によると、イベントブースはフィジークの大会やダンスコンテストなど、SPORTECならではの催しで連日盛り上がりを見せ、「会場の雰囲気はとてもエネルギッシュだった」そうです。

台湾デジタル産業署傘下「デジタル産業署」のブースも

スポーツ関係者だけでなく、「通信技術やカメラテクノロジーなど他分野の技術者も、何かスポーツ関連製品と組み合わせて面白いことが出来ないかと模索している人が多かった」(直人)ことからも、異業種によるコラボや共創、マッチングなどの需要も旺盛だったとみられます。

展示会自体のテーマは特になかったようですが、印象としては、業務用フィットネスマシンやトレーナー向けの製品、サプリメントなどを扱う企業が目についたほか、スポーツジムの入会管理や予約管理を行う製品、個人向けのフィットネス管理ソフトなどのブースも多少見受けられました。

スポーツ業界もAIブーム

ブースによっては長蛇の列も!

今後のトレンドとして注目すべきは、デジタルトラッキングAI。会場内では「自動化やカメラによる動きのトラッキングなどを強調するブースや出展企業が多かった」(アムリタ)ことからも、各社が力を注いでいることが分かります。

私たちのブースに立ち寄ったサッカーやバスケットボールなどのコーチからも、「試合中の選手の動きをカメラを通じて自動トラッキングで分析できる機能はないか?」、「練習ドリルを自動生成できないか?」といった問い合わせを多く受けました。

スポーツ業界では今後、間違いなくデジタルトラッキングやAIの需要が伸び、それに伴い供給側の技術もますます向上していくと予測されます。

実際こういったトレンドは、私たちにも大きなヒントを与えてくれます。現状、クラウド上のフィールドに描画する「練習ドリル」では2D/3Dのアニメーションが自動生成されます。次のステップとして私たちが考えているのが、デジタルトラッキングの技術を活用したデータ測定とデータ保存

具体的には、選手の動きをデジタル化し、加速度や動き出しのタイミング、それぞれの局面において選手目線で周りの景色がどう映るかなどを再現するというものです。シミュレーターでAI学習をさせて精度を上げれば、AIアドバイザーにもなり得ます。

デジタルトラッキングやAIの活用により、今までできなかったことが可能になる。そんな理想が現実化するのも時間の問題ではないでしょうか。

▶スポーツ界におけるAI活用についての記事はこちら 
▶Sunbearsが目指すデジタルトラッキングの記事はこちら

ブース来訪者に感謝!

ブース内にデジタルディスプレー(右)とデモ用機器数台を用意

私たちのブースは他のブースと比べると小さいものでしたが、多くの方々に足を止めていただき、Sunbearsを知っていただけたことに、チーム一同、感謝しています。

来訪者が特に関心を示してくれたSunbearsの機能と、その感想や用途・目的をご紹介します。

【Sunbearsソフトウェア】機能全般

●スポーツ促進などの活動に際し、助成金対応でソフト導入ができないかどうか検討したい(自治体関係者)
●監督やコーチなどスポーツ部の管理者向けに製品を導入できないかどうか検討したい。 プレーヤー数が無制限に登録できるSunbearsなら、金額的にも抑えられる(大学事務局)

【傷害評価シート】機能

●クリニックでは電子カルテがあるので、使わない(接骨院の先生)
●便利だと思うが、現場では忙しく面倒なので、なかなか記録を残すことができない(トレーナー)

【スケジューリング・練習計画】機能

●練習計画を素早く作成し、スケジュールに追加して可視化できる機能は非常に便利(テニス、マラソンランナーのチーム)
●チームスポーツ以外の競技でも使えると良い(ボクシング、テニス選手)

このほか、ほぼ全員が「ドリル描画はかなり正確で使いやすい」という感想を述べてくれたこと、「sRPE/コンディショニングチャート」機能を気に入ってくれたことに、チーム一同感激しました。また料金についても、パッケージ料金は大きなチームにとって非常にリーズナブルだと感じてもらえたようです。

Sunbearsはサッカー、バスケットボール、フットサル、ラグビー、アイスホッケー、アメリカンフットボールといったチームスポーツに特化した練習支援プラットフォームですが、例えばテニスや野球、マラソンなどの競技関係者などから、「自分たちのスポーツのニーズに合わせてカスタマイズできないか?」という質問も多くいただきました。開発チームにも共有し、今後、実現可能性についても協議していきたいと思います。

今回の出展からの学び

お客様の質問に答えるSunbearsのスタッフ

今回の出展では、予算やブースの面積が限られるなどの面はあったものの、それ以上に学びが多かったのも事実です。以下に参加メンバーからのフィードバックをまとめました。

【ブースのデザイン】

スペース内のレイアウトやポップアップデザインには改善の余地があった。
●「コーチ向け」あるいは「サッカーチーム監督向け 」など、ユーザーのターゲットプロファイルをより明確にしたブースデザインにするのが有効。

【開発面】

ドリル描画のデジタル化・自動化も含め、デジタルトラッキングとAIソリューションについて開発チームと協議していきたい。

【マーケティング面】

サッカーとバスケットボールは人気が高くデモを希望する人が多かった。
●各地域ごとに人気のあるスポーツを特定するための市場調査も重要。
●大学のコーチやトレーナーだけでなく、各自治体や地元のスポーツ部門と組んでいる理学療法士や整形外科医などとも接点を作っていきたい。

【プロダクトの機能面】

各種のアドオンパッケージを用意するのは良いアイデアだと再認識した。
●多くのトレーナーが「傷害評価シート」と「sRPE/コンディショニングチャート」に感心を示してくれたことから、現在行っているトレーナーオムニ・パッケージの機能向上が正しい方向に向かっていると再認識した。

おわりに

今回の出展は、私たちにとって非常にポジティブで素晴らしい学びの経験でした。手前味噌ですが、皆さんが、「(私たちの製品アイデアは)今までに見たことのないとてもユニークなものだ」という感想を持ってくださったことは、大きな喜びです。

一方で、前述のフィードバックからは改善点も浮かび上がってきました。ユーザーのペインポイントを知り、それらに対処することは、私たち全員が楽しみにしていることです。

Sunbearsのユニークさを今後さらに磨き上げ、大学のクラブやチームにとってなくてはならない練習支援プラットフォームになるよう製品価値を上げていきたい、という想いを参加者全員が強く感じた次第です!

ありがとう、SPORTEC 2024!

▶昨年度の出展レポート記事はこちら


文・久保田久美
編集・ライター・翻訳者/サポートスペシャリスト
Sunbears マーケティングチーム


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