映画『フィールド・オブ・ドリームス』ロケ地で夢の試合
今年もまたやってきました、メジャーリーグベースボール(MLB)のフィールドオブドリームスの試合が。
『フィールド・オブ・ドリームス』と言えば野球や家族の絆を題材にしたケビン・コスナー主演の映画(1989年公開)です。背の高い青々と茂るトウモロコシ畑から往年の野球選手が出てくるシーンなど、なんともノスタルジックかつファンタジーあふれる映画でした。
この映画のロケ地があるのはアメリカ中西部のアイオワ州ダイアーズヴィル。ロケ地は観光地として人気ですが、ここで実際にメジャーリーグの試合が開催されるなんて、つくづくアメリカってやることが大きいなと思いますよね。正確にはMLBやスポンサー企業(このイベントの場合は保険大手のGEICO)や大手放送局(FOX)などがその資金力やマーケティング力を最大限に発揮してイベントを成功させるわけですが。
第1回目の昨年はNYヤンキース対シカゴ・ホワイトソックスの試合が行われ、ホワイトソックスが9対8で逆転サヨナラ勝ちしました。今年はシカゴ・カブス対シンシナティ・レッズです。(試合後追記:結果はカブスが4対2で勝ちました!)
では、MLB記者などによるフィールドオブドリームスのトリビア、5つをご紹介しましょう。
1.球場の収容人数は?
約8,000人です。
2.この試合はレギュラーシーズンとしてカウントされますか?
はい、カウントされます。れっきとした公式戦です。
3.映画で使われたのと同じ球場が使われるのですか?
いいえ、MLBが建設した大きいほうの球場が使われます。MLBは当初予定されていた2020年の試合に向けて(パンデミックの影響で2021年に延期)、映画で使われた球場の北側に仮設球場を建設しました。そちらは典型的なメジャーリーグのサイズに合わせて造られており、映画で使われた球場とはトウモロコシ畑を通る小道でつながっています。
4.今年のホームチームはどちらのチームですか?
レッズのホームチームとなります。
5.ユニフォームはいつものと同じですか?
いいえ、特別なユニフォームを着用します。レッズは1919年のワールドシリーズで着用したバージョンで、ピンストライプに赤いCのロゴ。カブスは1929年のペナント優勝チームをモチーフにしたクリーム色のユニフォームで、赤とネイビーのCの中に、かわいい熊の子(カブ=cub)がバットを持ったロゴです。
カブスの鈴木誠也選手は日本人として初めてフィールドオブドリームスの試合に出場する選手となります。ぜひトウモロコシ畑めがけて特大ホームランを打ってもらいたいですね!(試合後追記:鈴木選手は第1打席に先制のタイムリー二塁打を放ち、3打数1安打1打点と活躍しました。)
参考資料
*Photo by Waldemar Brandt on Unsplash
*https://www.mlb.com/news/mlb-field-of-dreams-game-2022-faq
*https://www.fieldofdreamsmoviesite.com/
*https://www.sportingnews.com/us/mlb/news/field-of-dreams-stadium-location-movie/1rqmxmwc287as192y7bzuysuee
*https://www.cbssports.com/promotions/hottest-2022-field-of-dreams-game-mlb-gear-includes-chicago-cubs-and-cincinnati-reds-jerseys/
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